【タイトル】ぷよぷよSUN 決定盤

【プラットフォーム】アーケード SS PS N64 GB GA PC(win)

【対象年齢】-

【ジャンル】落ち物パズル

【プレイ人数】1~2人

【発売日】1996年12月(アーケード稼働)

【開発/発売】コンパイル/セガ(後期)

【収録内容】

【その他】公式サイト→ 「ぷよぷよポータルサイト」

【あらすじ】

 

 ある日、大変なことが起きました。一条の光が伸びたかと思うと、太陽がどんどん大きくなっていくではありませんか。日差しはきつくなり、地面はじりじりと熱を帯び、辺りにはゆらゆらと陽炎が出てくる始末。木々はしんなりと頭を下げ、海は干上がり、もうみんなは大慌てです。

 

 この様子を、みんなは黙って見ていたのでしょうか。

 

 いいえ、この状況の中で、立ち上がった者達がいました。それぞれの思いを胸に旅立った3人は道中ぷよぷよ勝負を仕掛け、仕掛けられながら太陽をこんな風にした元凶に挑みます。

 

(解説書より引用)

 

 

 

 のーみそコネコネのコンパイルさんのぷよぷよの思い出を語りたいと思います。久しぶりにやり直しましたが、かなり…ひっかかりました。もう指が思い通りに動かんなぁと悲しくなりますね…。別に昔は上手かったってわけでもないですが(なんじゃい)。

 

 初めてプレイしたのはアーケード版です。かなり面白かったので、その時はPS本体を持っていたのでPS版の購入を決めたのです。しかし、このぷよぷよSUN、あんまりファンの間では評価が良くないとのお話です。まぁ…そういう意見があるのもなんとなく分からなくもない気はします。システム的に。とはいえ、素人の私でもそこそこ出来るような調整ではありますから、素人さんにはオススメ出来る作品ではないかと思います。大連鎖しなくても勝てる時は勝てるみたいな感じです。相変わらずぼっちプレイですので、NPCとの勝負しかしてないので、2P対戦やトーナメントではどうなるかは分かりません、すみません…。

 

 折角なのでPS版の「ぷよぷよSUN」について、ちょこちょこ語ってみましょう…。

 

メニューは下記の通りになっています。

 

 

【ひとりでぷよぷよ】ストーリーモードのようなもので、NPCとのぷよぷよ対戦です。今回はこちらを中心に語ります。

 

 やさしい・・・ドラコを主人公とした練習モードです。ステージは3人のみ。

 ふつう・・・アルルを主人公にしたスタンダードモードです。

 むずい・・・闇の魔導師シェゾ・ウィグィィを主人公とした上級者向けモードです。

 

【ふたりでぷよぷよ】対人戦モード。「おぷしょん」の設定に従っての対戦です。16人(+?)の中から好きなキャラを選べるようになっており、同キャラ対戦も可能となっている…そうです。

 

【とことんぷよぷよ】とことん一人でぷよぷよが出来るモード。難易度は5段階から選べるようになっています。連鎖時のアニメーションは入らないので、淡々とプレイし続けたり、連鎖の練習をしたり出来ます。対戦ではないので「おじゃまぷよ」はなしです。

 

【かちぬきぷよぷよ】最大16人で出来るトーナメント戦。4・8・16人で遊ぶようになっており、人数が足りなかったり、一人で遊ぶ際はNPCが代わりに人数を埋めるためエントリーするようになっています。

 

【とことんなぞぷよ】お題の通りにぷよぷよを消したりするモード。「れんしゅう」「じっせん」「たいせん」のモードがあります。

 

【おぷしょん】キーの設定、難易度(シルバー→ベリーイージー→イージー→ノーマル→ハード→ベリーハード→マニア→マスターの8種類)、対戦の数、デモや連鎖のアニメーションのカット等々、自分の好みの設定に出来ます。

 

 

 

 では、今回は軽くぷよぷよのルールと【ひとりでぷよぷよ】モードについて触れていきます。

 

 「ぷよぷよ」とは、言わずと知れた落ち物パズルゲームです。ぷよぷよはオワニモの呪文によって同じ色のぷよが4つくっつくと消えてしまう運命に翻弄されています。各色で表情もあり、くっついた時の表情も豊かです。プレイヤーがやることは上から2つずつ落ちて来るぷよぷよの色をそろえ、消していくことです。ぷよぷよは縦7列まで並べられます。左から三番目のラインのてっぺんまで埋めてしまうとゲームオーバーです。

 

 対戦(NPCか人)の時にぷよぷよを消すと、相手のフィールドに「おじゃまぷよ」という透明なぷよぷよを送り込むことが出来ます。ぷよぷよを消した量・連鎖(連続でぷよぷよが消えて行く状態)の数などでおじゃまぷよの数は違います。

 

 おじゃまぷよはいくつ並んでも消えることはありません。ただ、普通のぷよを消した時、くっついてるおじゃまぷよは一緒に消えていきます。相手からおじゃまぷよを送られた時はこうやって対処していきます。おじゃまぷよがどれくらい降ってくるかは、自分のフィールドの上の方に「予告ぷよ」という形で表示されます。予告ぷよは降ってくる前なら相殺(後述)などで数を減らすことが出来ます。

 

 対戦相手と同時にぷよぷよを消すことを相殺(そうさい)と言います。相殺すると「太陽ぷよ」というものが落ちてきます。これは自分と対戦相手同時に落ちてきます。この太陽ぷよもおじゃまぷよと同じ要領で消すことが出来ます。しかしおじゃまぷよとは全く違う効果があります。それは…この太陽ぷよが消えると相手に大量のおじゃまぷよを送り込めるというものです。自分が消せば勝利のチャンスにはなりますが、相手に消されるとかなりピンチに追い込まれるかも…。連鎖に巻き込んだ場合も大きな効果が出ますので、上手く利用したいぷよです。※太陽ぷよは全消し(フィールドのぷよを全て消す)の時も出現します。

 

 

 ざっと「ぷよぷよSUN」のルールを説明したので、次はストーリーモード【ひとりでぷよぷよ】について軽く書き出していきます。

 

 魔界の王サタンさまはある日雑誌の特集で小麦色の肌になってモテモテになろうという特集を見ていました。しかし、今は肌を焼く季節ではありません。サタンさまは小麦色の肌を得るために魔法で太陽を大きくします。これが前述した「あらすじ」の原因となったのです。

 

 この事態に立ち上がった3人。アルルは自分達の世界を元に戻すため、シェゾは夜を奪われたから取り返すため、ドラコは良さげな所で日光浴をするため(…)旅に出たのでした。

 

 因みに私はおぷしょんでの難易度設定をノーマルにして進めています。他はいじっていません。

 

 

 まずは「やさしい」モード(ドラコの休日)です。ドラコは半龍半人でドラゴンの能力を持った少女です。目的は近くの丘へ向かうことです。

 

 

 

 道中戦う相手は

 

・1日24時間すべてがティータイムな「スケルトン-T」(画像のキャラ)

・歌うのが好きだけど音痴の翼人「ハーピー」

・アルルのコスプレをしている一児の父で中国武術の八極拳の使い手「ちょっぷん」の3人です。※ちょっぷんはイベントデモだとアルルのコスしてなかったんですが…(笑)

 

 練習モードではありますが、エンディングまでしっかり(?)あります。ここでルールとか連鎖の感覚とかをなんとなく掴めると思います。おぷしょんでは難易度ノーマルにはなっていますが、それでもかなりゆるい対戦です。でもゆるいからこそ、キャラのぷよの積み方をゆっくり眺めていられます。キャラごとに積み方には個性があるようですよ。

 

 

 

 次は「ふつう」モード(アルルの冒険)。主人公はめっちゃ元気な魔導師の卵、アルル・ナジャです。ふつうモードで難易度設定はノーマルなんですが、思ったより最初のステージからなんとなく上手く出来なくて戸惑いました。おじゃまぷよ太陽ぷよシステムの厳しい所を感じます。こちらが大連鎖を狙って積み上げている間に相手は少しずつ連鎖をしてくるのです(2連鎖を頻繁に繰り返すとか)。この戦法の方が断然勝つ確立が上がるのですよ…。

 

 

 

道中戦う相手は

 

・まずさっき小麦色に肌を焼いたばかりの「ドラコ」

・男女見境なくナンパする魔族の優男「インキュバス」

・ダンスに命をかける海の幸「すけとうだら」

・お掃除を生きがいとする妖精さん「キキーモラ」

・元々はカエルの商人であったが、今はカレーアレルギーのカエル「のほほ」

・某地方の方言を使うこどもがドラゴンに乗っているから「コドモドラゴン」

・気位の高いさらさら金髪をなびかせる魔法使いの少女「ウィッチ」

・豪快さでは誰にも負けないゾウの中のゾウ「ぞう大魔王」

・少女の姿をした時代劇マニアで尖ったものが好き「ハニービー」

・自分のことを勇者と言い張る子供で、レベルアップすると一定時間青年の姿になる「ラグナス・ビシャシ」

・サタンさま大好きなナイスバディ格闘女王さま「ルルー」

・闇の魔導師「シェゾ・ウィグィィ」

・闇の帝王10万年くらい生きているラスボス「サタンさま」

 

 以上の順番で勝負することになります。合計13ステージなので結構大変です。※画像は当時CMでも見た記憶があるすけとうだらです。

 

 サタンを無事倒し、やっと静かな夜が訪れた…と思ったんですけどねぇ…。思わぬ最後を迎えます。かっくん…。

 

 

 

 次は「むずい」モード(シェゾの逆襲)。銀色の髪の闇の魔導師のシェゾ・ウィグィィ(名前言い難い)は、他者から力を奪いそれを自らのモノにして己を高めているとか。作中どの人からも変態扱いをされる人。

 

 

 

 「むずい」モードらしく、途中からぷよの落下速度が格段に上がります。難易度ノーマルにしていてもおっつかないです。これマスターでやったらアカンことになると思います。ぷよが見えなくなると思う(未確認)。

 

 さて、シェゾの場合の対戦ですが、下記の順番になります。アルルと同じですね。

 

・コドモドラゴン

・ウィッチ

・ぞう大魔王

・ハニービー

・ラグナス・ビシャシ

・ルルー

・アルル・ナジャ

・サタンさま

 

 8ステージでアルルより少ないとはいえ、難易度は上がるのでコンテニューも増えてしまいました。よく見るとぷよぷよの消え方までもがキャラごとに違うんで、見ごたえはありそうです。むずいモードでは隣のフィールドを見るなんて、そんな余裕ないですが。

 

 そしてシェゾもサタンさまを無事倒し、夜を取り戻す事に成功し…たと言っていいのでしょうか。しかししょうもない理由で世界を混乱に陥れた人ですが、シェゾの仕打ちはまぁまぁひどいと思いまちた。

 

 

 

 ところで…キャラ選択出来るモードではあるキャラクターを追加して使用することが可能になります。うろ覚えでやってみたんですけど、出ました。アルルとシェゾを選択している状態(未決定)の時にスタートボタンをちょい長押しするとカーバンクルとサタンさまが出現します。

 

 実は出現条件は分かっていません。他のキャラでも試してみたら、ぞう大魔王を選択してスタート長押しすると、選択出来るキャラが全てぞう大魔王になってました。あとはルルーだとバグみたいな、ランダム選択画面になってしまうのでちょっと怖かったです。

 

 

 ぷよぷよ自体が好きなゲームですが、本作のアニメーションも好きだし、音楽や効果音も好きなゲームです。賛否あったらしいと聞いたのは最近のことで、驚いています(笑)。過去作ですでにゲームとして完成されていたということもあり、シンプルなシステム・ルールのゲームとしてはこういう評価になっても仕方ないのかなぁと思います。

 

 あとで色々と追加してくれるのは嬉しいこともあるんですが、無駄が少ない洗練されたシステムを愛する気持ちもあることは確かです。しかし…完璧じゃないものに愛着を持つタイプでもありますので(苦笑)、本作については思い出の作品でもあり、好きなソフトの一つでもあるのです。

 

 また気が向いた時にちょこちょこプレイしたいと思います。