今日は長い、長い一日でした。
僕等の事をいつも応援してくれている、FM aiai の尼ロックへの出演から始まり、
小雨、涼風、吹きすさぶ中の週ティーンワーク、ミュージックバスカー。
そして、小気味の良いリズムに合わせて踊りだすゾンビ達、スパイラルゾンビネーションとのコラボツイキャス。
…なかなかにタフなスケジュールでした。
それら全てが軽やかに終わり、帰路につき、やっとこさ、今、家の椅子に座っています。
そしてエレキテルな窓に向かって「カタッ、カタ…」っと私の心に沈みゆく思慮をひとつひとつ紡ぎだしている次第です。
申し遅れました。Hachi/Hatch, のボーカルをさせてもらっています、中村勝也と申します。
普段は「ボーカル勝也にブログを書いてもらおうと思ったのですが…」から始まるこのブログ。
…しかし今日は9月3日。
ハチハチのブロガーの誕生日のこの日だけは、私が筆を取らせていただくこととなっております。
…
…
……という私達の変えられない鉄の掟を。私は今日、FM aiai に向かう道中の車の中で、海馬の奥に閉じ込められていたその掟を引っ張り出されたのです。
ということで、普段は9月3日の為にその一か月程前から、準備して描き出すこの珍しい「中村勝也が書くハチハチブログ」を、今回は、今日のスケジュールの工程全てが終わった今、私は書きます。
今日の3時までに描き切らねばこの鉄の掟を破棄するということなので、間に合うように精一杯紡ぎます。
今から始まるよもやま話。今後一切書き直しは致しません。なにも考えず心の底を曝け出す、このわけのわからぬ奇天烈文章にお暇の方はお付き合いくださいませ。
…それはある日の事だった。何気のない、秋の夕暮れ。9月3日のこと。
良い子も悪い子も帰路に急ぎ、母の優しい背中を眺め、今日の夕飯をその鼻腔を通る良い匂いでイマジンする。
しかし、それは私の家では例外だった。
「トントントン。」一定のリズムで刻むのはキャベツ。
私はキャベツを切っていた。キャベツはトントンとは切れないが。
とにかく…私はキャベツを切っていた。
コロッケの妻はキャベツと決まっている。
コロッケは近くの肉屋で買ってきた。あとはキャベツだけ。
私のキャベツを待つのは、二つ上のブッキラボウの兄と、四つ下の控えめな弟。…そして花子さん。
必死に緑の丸を両断に次ぐ両断をする私の背中を眺めては、皆々まことに勝手を話し出す。
二つ上の兄は言います。
「おい勝也‼ キャベツはまだか!俺はどうせキャベツは置いてコロッケだけ食うが、キャベツがなきゃ、コロッケに纏わりつく、あの「ウっ…」ってなる油が拭えねーんだ。」
私はこう言い返します。
「大丈夫。そのコロッケは肉屋の閉店間際に買ったもの。
油など、とうに回りきり、キャベツがあろうがそのクオリティでは味わえぬ。でも大丈夫!そのコロッケは半額だったから。そのクオリティでだいたい合っている。」
四つ下の弟は言います。
「兄者~。拙者はコロッケのサクサクが大嫌いでござる。拙者はコロッケの羽衣をコロッと転がし脱がし、中身をキャベツに包んで食べたいのでござる…」
私はこう言い返します。
「大丈夫。そのコロッケは肉屋の閉店間際に買ったもの。
油など、とうに回りきり、油を剥がしても剥がさなくても、サクサクとはならずボソボソで味わえます。でも大丈夫!
そのコロッケは半額だったから。そのクオリティでだいたい合っている。」
花子さんは言います。
「昨今のスマホの普及率。そして、ネット利用の低年齢化、そして何より『ようかいをっち』の台頭により、だんだんと怪談話が学校から消えてしまっている。私はその中でしか生きられない空虚な生き物。このままでは私の存在が消えてしまう。」
私はこう言い返します。
「大丈夫。『恐怖』は人間が一番好むスパイス。そう易々と無くならない。なによりあなたは、そもそもあまり怖い怪談では無かった。むしろ私は『赤いちゃんちゃんこ』とかの方がトイレ系ではよっぽど怖かった。でもとにかく大丈夫!
キャベツを切る音はトントンではなくもっと不気味な音。花子さんは今後放課後の校舎の三階のトイレでキャベツを切ればいい。さすればその恐怖たるや凄まじい。
きっとトイレの花子さんの怪談はクソキャベツとして語り継がれよう。」
そんなたわいのない戯言を話ながら、9月3日の夜は更けていく。
なぜキャベツ?ドラえもんでは芸がない。ひねりを加えた結果であって。
いつか話すと約束した経緯もあって。
よもやま話は意味もなく。私とあなたを運んでいく。
そろそろ3時となりそうだ。ここらがそろそろ潮時か。
来年の同じ日に私はブログをあげられるのだろうか。それはわからない。
分からないがどうか皆様。またこのような無様な囃子を聞いて欲しい。
明日からは恐らくこのブログは通常運転。
これからもお付き合いくださいませ。