好きな本・音楽・映画などの紹介

Artur Rubinstein アルトゥール・ルービンシュタイン

1965年録音


好きな本・音楽・映画などの紹介
Takahiro Sonoda 園田高弘1990年録音


好きな本・音楽・映画などの紹介
Samson Francois サンソン・フランソワ

1959年録音


 ショパンの即興曲第3番、当時ついていた先生がコンサート

で弾いているのを聴いて、私も挑戦した曲です。

ショパンの即興曲と言えば、4Impromptus と表記され

4つあります。第1番第2番第3番、そして幻想即興曲と言われるものです。


 最も有名なのが幻想即興曲です。たぶん出だしを聴けば、

多くの方が、何か聴いたことある~って思うと思います。

でも私自身はこの曲はそんなに好きでないのです…

次に有名なのは第1番かな?これは好き♪猛スピードで

乗って弾いている演奏を聴くと、飛んでいきそうな軽やかさ。

明るいパステルカラーの球体がくるくる回っているみたい~


 第2番はショパン29歳の時の作品だそうだけど、ちょっと憂い

のあるゆったりとした曲と思いきや、中間部では勇ましい場面もあり、

意外な感じの転調でまた流れるゆったりした感じに戻る。

この転調がなんとも発想しにくいような転調でやはり凄い曲だ…


 第3番、即興曲の中で最も演奏されないんだそうです…

そんな曲の中にもいい曲があるんだよ…と恩師が言っていました。

優雅に流れていく曲ではありますが、その旋律の流れに心の複雑な

機微、揺れ動きが浮かんできます。

3部形式で、その中間部の山の部分。感情が高ぶって、胸の奥がじんじんと

熱くなっていくが…そこをじっとこらえておさめていく…みたいな…


ここは弾いていてもとても気持ちが揺れるところです。しかし

その気持ちに酔うと危険危険!あくまでクールに鮮明に表現しなければ

いけない部分でもあります。


で、即興曲第3番の入っているCD並べて見ました。


ルービンシュタイン、サンソン・フランソワ、園田高弘、、

どれもまた趣が違っていて聴き比べても面白いです。

 園田さんは第1番は早く弾いているけれど、第3番はテンポゆっくり目。

音が綺麗。

 フランソワはとにかくメランコリックさが際立っている。メロディが

うねうねしていて…ちょっとうねうねしすぎな気がするんだよね…

スピードは速め。

 ルービンシュタインは…私はこの演奏が最もしっくりきます。

メロディが流れる感じ、音の濃淡の付け方。呼吸、間の取り方。

いいです♪


久々に弾いたら…とほほな感じに…

練習し直します!!