吾輩は猫である。

名前はシロ。


主人が母様からの提案を受け、一緒に百合が原公園に行って来たという。


理由は、今朝のテレビのニュースで百合が原公園でユリが見頃だと紹介されたからだという。


こんな雰囲気だという。

まずは、ユリをご堪能あれ。
























シロの好きな母様である。






綺麗だったという(^.^)。

ただ、見に来ているのは、人生が始まったばかりと、終わりが近い人ばかりだったという。

老人大国を実感したという。

主人は、自分が棺桶に片足を突っ込んでいる一人なんだなと実感したという。

現役の頃は、花を見る余裕がなかったことが残念だったが、今は見れる自分を恨めしく感じたという。

···········

生老病死は、世の常。

その時の自分で精一杯生きて行けば良いだけである。

主人よ、迷いは不要。
混沌とした気持ちのなか、今を精一杯生きれば、それで良しとせよ。

ネガティブケイパビリティ。
人事を尽くして天命を待つ。

解決策が見えない中にこそ、新たな未来があると思えば、楽しいではないか。

そう、生からの旅立ちですら、そう思えればよいのではないか。

前を見て生きて行けば良いだけである。

byシロ