吾輩は猫である。

名前はシロ。


明けましておめでとうございます。

今年もシロをはじめ、主人ともども宜しくお願い申し上げます。


さて、主人が初釣りでニシン釣りに行って来たという。

何とか坊主は逃れたので、ホッとしたようである。


釣れたのは、小さいニシンだという。



初めの写真に写っている大きめのニシンが下の写真にはないという。

主人が言うには、港の猫様がバケツの中から盗って行ったと言うではないか。

このため、6尾釣れたのだが、5尾の写真しかないのだという。

······

主人はニシンの刺身が食べられなくなったと若干不機嫌だったようである。

シロ曰く、
まあ、勘弁してやれ、この氷点下の寒空の中、海水に手を突っ込んでまで、ニシンを欲しがる猫様の気持ちを察っしてやれ。

恐らく子猫を抱え、子猫の空腹を満たすために猫様も必死なのであろう。

そう想えば腹も立つまい。

能登半島地震で、多くの被災者が空腹に堪えているという。

腹が減るとは命の根源に関わる問題である。

それを思えば、人間の規則を理解できない猫様がニシンを拝借したことを見守ることは、生きとし生けるものへの思いやりと同じである。
その思いやりは、引いては能登の人々にも繋がり、いずれは、自分自身にも巡って来るものであろう。

思いやる思いとは、命の絆として、とても大事なことなのである。

主人はシロに諭され、穏やかになったようである。

なお、次元は異なりますが、能登半島地震で被災された方々に、お見舞い申し上げます。

人命を再優先に考えて頂ければと思います。

そして、必要な生活物資が届けられ、早く穏やかな生活が戻ることを祈らせて頂きます。


·········

日本には、思いやる力がまだまだある。

思いやる力は、時として奇跡のような結果をだす。

昨日の羽田の航空機衝突事故では、海上保安庁の飛行機に搭乗していた5人の尊い命が失われました。

まずは、お悔やみ申し上げます。

また、衝突したもう一方の満席の旅客機は、最初、テレビで見ている範囲では火達磨になってたので誰も助からないのではと思われたが、ペットの2つの命は天国に召されたようだが、搭乗していた400名近くの人が全員無事だったという。

これは、機長をはじめ全ての客室乗務員と乗客が、皆で無事に生還したいという思いがなした奇跡であろう。

結局は、互いへの思いやりがあって、はじめて旅客機に乗っていた全員が、無事に生還できたのではないかと思われる。

·······

主人よ、2024年のスタートは非常に激しいはじまりではあるが、思いやりを持って、謙虚に穏やかに過ごすよう心がけられたい。

byシロ