吾輩は猫である。
名前はシロ。
主人が、また釣りに行った。
狙いは、ニシンだという。
先ずは石狩と小樽に行ったものの、ニシンの気配はなく、余市まで脚を伸ばしたという。
ここでも、ニシンの気配はないものの、ホッケが若干釣れているようなので、ホッケ釣りをすることにしたという。
主人の釣り座である。
如何せんニシンの道具立てゆえ、竿は長竿で、シャクリ機を据えての釣りである。
ニシンは、一般的に岸壁から5m以上離れたところを回遊するが、ホッケは岸壁から2~3m以内を回遊することが多いという。
さらに、ニシンは絶えず竿を シャクった方が釣れるが、ホッケはサビキであってもサビかない(シャクらない)で、静かにしといた方が釣れるという。
このため、港の岸壁でニシンとホッケを釣るときは、まるで道具立てが異なる魚釣りになるのだという。
結果、ニシンの道具立てでホッケ釣りをすると、岸壁から離れた場所に動いていないシャクリ機をセットした変わった釣り座になったと言う。
で、釣果はと聞くと、18尾釣れて、楽しかったという。
今年は1月のホッケにも恵まれ、ホッケ様々だという。
ありがたや、ありがたや。とのことである。
主人が喜んでいるお陰で、シロも下手に絡まれないから良かった一日である。