吾輩は猫である。
名前はシロ。
主人と母様は、テレビをよく見ている。
最近はウクライナのニュースばかり見ている。
民間放送でやっていなければ、Youtubeとかいう動画まで使って戦争情報を見ている。
主人は言う。
「土日とは言え、日本の放送局は、ウクライナ情勢を、なぜ日中ほとんど放送しないのか不思議だ。
ウクライナがロシアに蹂躙されているときに、エンタメばかり入っている。
どこぞの指図で、できるだけ放送をしないようにしているのか?」
とテレビに文句言っている。
シロは思う。
推測が当たっていたとしても、ほとんどの人はお金の下僕だから仕方ない。
誰も資本家と経営者には逆らえない。
情報操作は昔からあったことである。
まして、昨今の拝金主義の世の中で、金に逆らえる奴がいるのか?
一市民の主人は、操作された情報を、まずは見ているしかない。
主人は「嫌だ」というが、何もできない。
シロも同じである。
なにが出来るか個々で考えるしかない。
考えるのを止めたら、そこで終わりである。
仮に不毛であっても、前を向くことが肝心だと思う。
byシロ