14日のバレンタインデーには、女子3人でカップケーキとさつまいもプリン作りに励んだ。
午前中は確定申告の手続きなどで出かけたため、昼からの作業。
お父ちゃんと友達のとこ2家族分とバレンタインデーがバースデーのばぁばと…。
沢山作るので、カップケーキの方は子ども達に任せて、計量した材料を渡した。
勿論、えらいこっちゃ、とつぶやく羽目にはなったが想定範囲内に収まり、カップに、まざった材料たちが入ってオーブンに運ばれてきた。
嬉しそうにオーブンの中を覗きながら焼き上がりを待つ長女。
美味しくていくつも食べてしまった長女。
焼き上がりってほんとにおいしいよね。
プリンも、焼き上がりのあったかいものも美味しかった。
今回のプリンはオーブンで焼いた。
写真を撮り忘れて、容器が足りずにカップに入れたプリンをお見せすることに。
ワイワイ楽しくラッピング(と言うほどのものでもないが)して、平行して作っていた晩ご飯も食べさせて。
そろそろ仕事も終わって帰ってくるだろうし友人の家にサッと持って行こうか考えながらお風呂の用意をしているところに、先ほど連絡があったバイク屋さんが修理の終わった我が家のバイクを連れてピンポーン。
次女の布おむつが濡れていたので引っ張り抜いたところだったけど、バイクをガレージにとめてもらうだけだし、そのままとりあえず私だけ外に出る。
長女に寒いから来ないように告げて。
ところが長女が私と同じような長Tシャツ姿で犬達と一緒に外に出てきた。
お姉ちゃんが来たら次女も来るやーん、とか言いながら寒いし急いで階段を上り、玄関ドアに手を掛ける。
開ける。
いや、開かない。
開かない。
開かなーい!
ドアの向こう側に次女の影。
上下ある鍵の下の鍵を回してしまったらしい。
長女が中にいたら開けてもらえるが、長女も、外。
でもちょうど主人が帰ってくる時間帯。
少し待てば、いける。
次女に一応、ガチャってして、とか声をかけながらも主人が帰ってくる方に期待を寄せていた。
長女にもそう言って犬を抱かせて体を温めさせる。
可哀想なのは次女で、気配はするのに帰ってきてくれない私と長女に向かってドアをバンバン叩きながら泣く。
30分くらい経っただろうか。
次女が静かになり、諦めて?リビングに戻ったような気配。
ちょうどロールスクリーンが10センチほど上がっていて、窓からリビングが見えた。
テーブルでお茶を飲み、ぺたんと座る次女。
でも今度は長女が涙目で寒がり始めた。
これはだめだ。
引っ越し以降、挨拶をかわすことしかなかったお隣さんの家のチャイムを鳴らすのは、まさにその引っ越しの日にご挨拶に伺って以来初めてだ。
そう。
隣人に助けを求めたのだ。
空で言える電話番号が、以前私も勤めていた主人の職場と、主人の携帯。
長女を暖かい場所に避難させて、電話を借りたかった。
お隣は、自分の親くらいのご夫婦とそのご両親。そして私より少し若い息子さんと娘さん。
長女はこたつでお姉ちゃんに遊んでもらい、私は温かいコーヒーをいただくなど、ほんとに温かく迎え入れてくださり、助かった。
電話をちょこちょこかけつつ、何度も次女の様子を見に行く私。
隣家におじゃまさせてもらってから約一時間後、待ちに待った主人のバイクの音!
おむつなし状態の次女が作った水溜まりはもうどうでもよくて。
寝ていた次女を抱き上げて抱きしめて、そのままお風呂へ。
翌日、小川コーヒー本店で長女とコーヒー豆や焼き菓子を選び、隣家に改めてお礼に伺った。
あってはならないことではあるけれど、私の復帰前に、隣人と仲良くなっておくために起きた事件だったのかもしれない、と思うほど、大変な時はいつでも頼ってね、子ども達預かるよ、などと何度も言ってくださるお隣さん。
事件の対策も勿論考えて。
この家の居心地の良さもアップしたようだ。