精華女子高校吹奏楽部定期演奏会in呉服町(天神) | 気ままなサラリーマン

精華女子高校吹奏楽部定期演奏会in呉服町(天神)

今年に入り、初めて休日出勤のない週末を過ごせたので、精華女子高校の定期演奏会に行ってきました。


精華女子高校は福岡県を代表する吹奏楽部の超強豪校です。
2005年以降は全国吹奏楽コンクールで連続金賞という凄さ。
昨年は精華女子高校も含めて九州代表の3校が揃って金賞受賞というレベルの高い地域でもあり、それをリードする学校でもあります。

 


昨年は予定していながら仕事の都合で行かれなかったので、今年は楽しみにしてました。

 


開場時間の少し前にフルート隊が会場の外に出てきてウェルカム演奏を披露してくれました。
と、言ってもこのようなことがあることを知っていたので、早めに入場列に並んだのですが、ウェルカム演奏が自分の真横でした。
冷たい風の吹く中で大変そうでしたが、素晴らしい演奏を聴かせてくれました。

 


打楽器隊が1台のマリンバを4人で演奏し、場を暖めたところで本編スタートです。

 


第Ⅰ部はクラシックステージです。
オープニングは「交響的序曲」だったのですが、出だしのファンファーレが鮮やか過ぎて、いきなり鳥肌が立ちました。

第Ⅰ部では「展覧会の絵」、「ドラゴンの年」と演奏し、昨年の吹奏楽コンクールでの自由曲だった「ブリュッセルレクイエム」を演奏してくれました。
いや、それにしても難しい曲をスイスイと演奏するものかと。
木琴の早打ちが鮮やかでしたね。
重厚でまとまりのある音色に感動しました。
第Ⅰ部のクラシックステージで精華女子高校の実力の高さを感じるには十分過ぎる演奏でしたね。

 

 

休憩を挟んで第Ⅱ部になり、こちらは生徒さん達がいろんな童謡をモチーフにした衣装を着て、明るく楽しいポップスステージでした。
なんでもここで使うすべての衣装は3年生が作るというのが部の歴史なんだそうです。
ここでなんと、司会を務めていた地元ラジオ局の女性DJもコスプレして登場してきました。

ヒットパレードで「異邦人」を歌った生徒さんが美声で聴き惚れてしまいました。
また、ピンク・レディーの「UFO」では6人の生徒さんが息の合ったダンスを披露し観客を楽しませてくれました。
第Ⅱ部では、JAZZバンドのJ’z Crazeとの共演もあり、音楽の幅広さを魅せてくれました。
第Ⅱ部には精華女子高校オリジナルのミュージカルもあり内容の濃いステージとなりました。

 


そして第Ⅲ部はマーチングステージです。
オーケストラピットに打楽器を集めてステージを広く使ってのマーチングステージとなりました。
始まって、ん?と思ってのが曲が「Happy Birthday to you」だったのです。
なかなか面白い選曲ですね。
マーチングステージでは、他では見られないパーカッションのみのステージやカラーガード隊のみの演技もありました。
コンテストで金賞を受賞したカラーガード隊は圧巻の演技で観客を魅了していました。

 

吹奏楽部のカラーガード隊というよりバトン部かと思うような鮮やかなバトン演技が目を引きましたし、20人くらいの生徒さんによるフラッグ演技が素晴らしかったです。
全体的にミュージカルのワンシーンかと思うような演技に感動しました。
カラーガード隊の演技でこんな興奮したのは初めてですね。
また、カラーガード隊にここまで力を入れているということにも驚きました。

 


2015年度の生徒さんが作った「いま虹を越えて」という曲を合唱しクライマックスを迎えます。
女性だけのハーモニーがとても素敵でした。
そして、曲の途中で部長さんのハキハキとした感動的なご挨拶。
今年卒業の3年生は29人。
精華女子高校のような名門校にしては少ないのですが、今の3年生が入学する前の2015年は全国吹奏楽コンクールへの出場を逃しています。
そのためこの世代だけ人数が少ないそうなのですが、生徒さんは「先輩達の悔しさを晴らす」ために頑張ってきており、その気持ちがヒシヒシと伝わってくる定期演奏会でもありました。
第Ⅰ部で「ドラゴンの年」を1~2年生だけで演奏したのですが、精華スピリッツを受け継いでいるようでしたので、まだまだ強さを魅せてくれるんだろうと感じました。

 

 

ちなみに、2日間4公演行われた定期演奏会の最初の公演でしたので、3年生の引退式は明るく楽しいもので、3年生には笑顔で溢れてました。

 


オリジナリティに溢れ、感動と興奮の定期演奏会は3時間という内容の濃いもので、すっかり「SEIKA」に魅了されてしまいました。
なんか、全てにおいて別格の強さを感じました。
あまりに感動したのでDVDを買ってしまいました。
(販売していた方に「ワインダークシーが入ってますよ」と言われたので即買いでした 笑)


レベルが高いことは知っていたので期待していましたが、すべてにおいてそれを上回るクオリティで驚かされました。
これは来年も行きたいですね!