初七日法要
最近は「遠くに帰らなければならない」などの理由で葬儀の日に初七日まで済ませる場合が増えてきているそうです。
うちは私も妹も地元暮らしなので、初七日もわざわざ葬儀と同じ日にやらなくてもいいと思っていたのと、葬儀当日の長時間化を防ぎたい、という理由から本来の初七日の日(亡くなった日を1日目として数えて7日目の日)にやっていただきました。
初七日のお経の後にご住職様がお話しくださったのが、【子どもを亡くした母親の話】です。
子どもを亡くした母親が子どもの遺体を抱いて「この子を生き返らせる薬をください」と尋ね歩いていました。
「お釈迦さまならできるかもしれない」と聞いた母親は、お釈迦さまに「この子を生き返らせる薬をください」と訴えました。
お釈迦さまは「できない」とは言われず、「その薬を作るにはけしの実が必要です。ただし、そのけしの実はこれまで死者が出たことがない家からもらってきたけしの実でなくてはなりません」と母親に言いました。
母親は死者の出たことのない家を探し歩きますが、そんな家は一軒もありません。
母親は死者の出たことのない家を探して訪ね歩くうちに気がついたのです。
「死は誰にでもやってくる。自分だけが特別不幸に見舞われたわけじゃない。誰もがそのような苦しみを背負っていたんだ」
そうして母親はようやく子どもの死を受け入れることができたのです。
ご住職様は
初七日は大切な人の死を受け入れるための大事な区切りの供養です。
故人の供養とともに、葬儀が終わって、悲しいとか寂しいとか まだまだざわついてる心を少しずつ落ち着かせるための法要でもありますよ。
といったようなことを仰ってました。
私は、心が塞ぐほどの悲しさとか寂しさとかは実感できてないかな•••
もちろん寂しい気持ちや悲しむ気持ちもあるけれど、反面 母は楽になったのかなと思う気持ちもあります。
あっちで先に行ってる人たちと会って楽しくしてるかなとかそういうことを考えていますね。
ご住職様と雑談していた時のこと。
「そういえば、うちの檀家さんで、
お骨からダイヤモンド💎を作った人が
いるんですよ」
と言われてビックリです。
「指一本くらいのお骨で0.2ct位のダイヤモンド💎が作れるらしいですよ。それをアクセサリーにして肌身離さず付けるそうです」
お骨を入れるペンダントはテレビで見た事がありますが、お骨からダイヤモンドを作るのは初めて知りました。
「ちなみにおいくらくらいで作れるんですか?」
すぐに値段を聞くよね(笑)
「0.2ctは60万円くらいで作れるらしいですよ」
ひえ〜っ!
それなら私は他のものに使うかな•••
そして「これはよそのお寺から聞いたんですけど•••」と話し始めたのはなんと
QRコードが付いてるお墓があるそうなんです!
これにもびっくりしました。
お墓のQRコードを読み取ると、ネット上のウェブサイトにアクセスできて、あらかじめ登録していたもの(墓誌や写真、手紙、家系図など様々なものが登録できるらしい)が見られるようになっているそうです。
もちろん誰でもがアクセスできるわけではなく、閲覧制限はあるそうです。
それにしてもすごい世の中になったものですね。
もしかして都会のお墓はもうQRコード付きが当たり前だったりして⁈