この前実家でタンスの中を少し整理した時、
着物を出してみたんですけど、留袖を広げた時のことです。


ハンガーに掛けて見ていたら… 
あれ?なんか違和感がある。


私)ああーっ‼️抱き柏だ‼️


妹)えっ?どういうこと?


私)留袖の紋を見てみて!これ抱き柏じゃない?


妹)え?私たちの紋は抱き茗荷でしょ?これ抱き茗荷じゃないの?


私)違うよ!抱き茗荷は葉っぱがギザギザしてるもん。これ柏だよ!


妹)えー!どういうこと?何で紋が違うわけ?


私)わーやっぱりお母さん間違ってたんだー😰



振袖以外の着物を初めて作ってもらった時、まず色無地を作ったんですけど、その時お店の人から「家紋は何ですか?」と聞かれて
母がその時「抱き茗荷です」と言ったんですよね。

お店の人が家紋の本を開いて「こちらでいいですか?」と確認のため絵を見せてくれたら「あら?抱き柏だったかな?」と言ったもんだから「え?どっち?」ってなって。


お店の人は「おうちで確認なさってからご連絡くださってもいいですよ」と言ってくれたのに
母は「抱き茗荷で大丈夫です」と断言。


お店の人【はっちの家紋 抱き茗荷】としっかり記録。それ以降作った着物で紋をつける時は全て抱き茗荷になってます。


当然妹の着物も「抱き茗荷


娘の初着も 姪の初着も 全て抱き茗荷



その話を聞いた妹は
「えっ?私にはお母さんが『お父さんと紋が同じだったんよ。抱き茗荷で』って言ってたのに、それ嘘だったってこと?お母さんいい加減だね〜😱」


私の住む地域は母から娘へと紋を受け継ぐ習わしになっています。娘が途絶えるまで家紋は母から娘へ女の孫へと受け継がれます。
結婚しても婚家の家紋ではなく自分が母から受け継いだ家紋を使います。男の子はその家の家紋を受け継ぎます。

女紋



抱き茗荷と抱き柏はこんな感じ



雰囲気似てると言えば似てるけど😥 
明らかに違うよね😱


間違えたんですね、母が。


父の方の家紋が抱き茗荷なので縁もゆかりもないわけではないけど‥




家に帰って私の初着を確認してみました。

私の初着は祖母(母の母)が作ってくれたものだから祖母が紋を間違えるはずがない。


帰宅して調べてみたら
やっぱり抱き柏になってましたー😥


母には姉妹がいますけど、伯母のところも、叔母のところも子どもは男しかいないので、祖母から受け継いだ紋は伯母、叔母、の代で終わりです。


私に娘が居なければ仕方ないで済ませるけど、娘がいますので、娘がもし女の子を産むことがあればまた初着に紋を付けなくちゃいけなくなるし‥
その時抱き柏に戻すか、そのまま抱き茗荷ってことにするか(笑)


娘にはもう新しく着物を作る予定はありません。
恐らくあまり着る機会もないだろうし、結婚するとしたら、私の着物をそのまま持たせる予定。(まだしつけ糸がついたままで一度も着ていないのが結構あるんですよね😰)
なので娘の着物は抱き茗荷(笑)


ま、誰も他人の着物の家紋のことまで見てないか(笑)

もしかしたら先祖の中に同じようなウッカリさんがいて「抱き柏」だって間違って伝わってたものだったりして‥てへぺろ