レバードラグ | はちNOブログ

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鳥羽を中心にオフショアジギングに関して思うがままに綴っていきます。

レバードラグのリールが最近のお気に入りです。
各社から沢山販売されている中で特に愛用しているのがスタジオ・オーシャンマークのブルーヘブンとエバーグリーンのオケアノスです。
今回はレバードラグリールについて自分の主観ですが思う事を書いてみました。

ブルーヘブンはカスタムパーツも豊富で、いいリールですが、まだまだ成長過程でもあり解消すべき課題も多いのではないでしょうか?自分は新品で購入してそのままドック入りした事もあります(爆)
機械物ですから個体差は仕方ないと理解出来る人だけが使用するリールだと勝手に納得しています。
大量生産で品質安定優先の人は買わない方がいいです(-。-;) 
シマノと比較したら、巻けばゴロゴロ言いますし、スーパーフリースプールは慣れないとフォールでバックラッシュしたり(笑)
手がかかること、この上ないマニアックなリールです。

中を開けると構造は非常に単純です(各社レバードラグリール共通ですが)


スピニングリールにも負けないフォール性能【スーパーフリースプール】や単純な構造が故にセルフメンテナンスが楽チン【面倒くさい人はメンテフリーのシマノとかが向いてます。メンテが楽って事は頻繁にオーバーホールに出す事なく初期性能を維持できるって事だと自分なりに解釈しています】


そんなブルーヘブンですが、自分の釣りスタイル(スローピッチジャーク)には今や欠かせません。ゴロゴロギアも、ひとたび魚が掛かれば真価を発揮!ピニオンギアとメインギアが、ガッツリ噛み合って、鰤クラスならストレートポンピングどころか、リールの巻き上げだけでファイト出来ます。
シマノのマイクロモジュールギアとは対極に位置する巻き心地の悪さですが野武士的な強さを感じます
(天才、佐々木小次郎に対する宮本武蔵的な印象)

この製品に否定的な人も沢山いらっしゃいます。下のリンクのブログでは本文やコメントにも興味深いやり取りが見て取れます。


上記のブログは少なくとも10キロ程度の鰤で発生する事象ではなく、もっと大物とのファイトの話が主で記載されているようです。自分は未だそこまでの大物とは巡り会えていませんので参考程度に読ませてもらいました・・・

ブルーヘブンを殊更に擁護するつもりはないですけど、トラブルはシマノでもダイワでもあります(安定性はやはり抜群ですが)
故障と言えばドラグのトラブルで最近L30Hi S2Tを修理に出しました。あまり使ってなかったのですが前出のブログのように、多分ヒラマサだと思いますがファイト中の動的状態でドラグを1ノッチ入れたら急激にロックしてプチっ!
まぁまぁムカつきましたが・・・

ブルーヘブンと言えば、ディープライナーの西本さんがテスターとして愛機に使用されていることでも有名ですよね!
西本さんは数々の大物を仕留めていらっしゃいます。その中でトラブルがあるのか無いのかは分かりませんが、あれ程の実力者が愛用されているのですから信頼性もそこそこに高い筈だと理解しています。

自分のブルーヘブン歴は現行のひと世代前のL50Hi S2Tからですが、このひと世代だけ見ても随分と進化したと思います。L30が発売された時にはその進化に大変驚いたのを記憶しています。
いつから西本さんが関わっているのか存じませんが、その存在と影響力は非常に大きいと思います。
テスターとメーカーの関係が良好な典型ですね(先輩、後輩の間柄らしく、先輩でもある西本さんが忌憚のない意見をどんどん述べ、改良、改善される環境なんだと思います)現場の意見がフィードバックされて、これからもどんどん進化していくと思います。

まぁ、そんな癖の強いブルーヘブンですがそれでも大切にしていますし、相棒だと思っています。
数回の釣行ごとにグリスアップしてハンドルをグリグリしながらニヤニヤ笑う姿は側から見たらお笑いでしょうが、愛着を持ってセルフメンテナンスをして、クセがあるからこそ使い込み、男の道具としての所有欲を満たしてくれるそんなリールです。

レバードラグ製品でブルーヘブン以外は、オーシャンフリークスのキャプチャーも購入しました。確かに軽いのは良いのですが、全体に安物っぽくって自分には合わず2台目はなかったですね。

マクセルも使わせてもらい実際にファイトもしましたが、こちらは高級感もありなかなかのモノだと思いました。一回きりなのでなんとも言えませんがテスターさんのアドバイスで色々と改善されているようで、これからが楽しみなリールです。

エバーグリーンのオケアノス(ワイド)

これはスローピッチの元祖、佐藤統洋さんが監修されているだけあって細部に至るまで工夫されていて、こちらもお気に入りのひとつです。最近はブルーヘブンと併用しています。
また自分の手にはちょうどパーミングのしやすい大きさでこれも好感が持てます。
セルフメンテナンスは破壊してしまいそうのなので残念ながら出来ていません(笑)

それ以外だとマーフィックス、こちらは大型に属するのでしょうか?これの印象は単純でタフ、実はこのリールにはかなり好感を抱いています。ただサイズがデカイので当然近海では使いませんが・・・

アキュレートも注文しました

間も無く手元に届きますので楽しみにしています。ドラグ性能が素晴らしいとの評判ですから、夏にパワースローでキハダ相手に試してみたいと思います。

ブルーヘブンが国内で、あの価格で思いの外に支持され成功を収めたので、最近は沢山の会社がレバードラグに参入し注目を集めています。
個人的にはライバル業者が沢山増えて、しのぎを削り更なる性能アップを期待します。
国産のブルーヘブンやオケアノスには価格面も企業努力にてガンバリを期待しています!

実際、この分野(レバードラグ中小型)にもし本気でシマノが参戦したら今の市場価格の半値程度になるような気もしますが・・・
以前、ダイワのキャタリナレバードラグ(USダイワのソルティガLD国内バージョン?)がありましたが、たいして売れませんでしたから実際はどうだかわかりませんが(-。-;) 
大手が本気になる程の需要もまだないし、まぁ今後も無いような気もしますが・・・
やはり今のところは一部コアな人達やスローピッチジャーク、大物狙い等の限定アイテムでしょうか?

自分は近海ジギングでも使ってますがメーカー関係者以外でレバードラグを持ってくる人はほとんど見かけた記憶がありません。
癖が強いことは、この上ないリールですが最近ほんの少しだけど自分の手に馴染んできたかな?と感じています。

今回は他愛もなく纏まりのない独り言を備忘録として思いのままに綴りました。何年後かにレバードラグリールの進化を感じた時に、また読み返してみたいと思います。





おしまい