
TATE BRITAINに行って来ました。
テートブリテンでは今、TURNER(ターナー)・WHISTLER(ホイッスラー)・MONET(モネ)の特別展がやっていてそれを見に行ったのですが
これがよかった!
もともとモネは大好きでそれを楽しみに思っていたのですが
ターナーのよさも改めてわかるとても良い展示でした。
大まかな年代別に展示がしてあって3画家のロンドン(テムズ川)を書いた作品が
主に集められていて、親しみやすい題材でとても興味深く見ることができました。
なかでも、ターナーのテムズ川の夏の夕暮れを描いた絵は
私が今までに思っていたターナーのイメージを覆すような見たことのない色使いで
そして今と寸分たがわないような風景に心を打たれました。
テムズ川沿いの風景はロンドンアイやモダンな建造物が立ち並び一見昔と変わってしまった
ように思えますがちょっと川沿いの公園に入ってみて、並木沿いに川を見たときの感じなどは
昔と全然変わっていないのかもしれない・・・とふと思ったりしたのでした。
変わらないと言うことはとてもすごいことですね。
中でも一番興味深くそして圧倒された展示はモネの国会議事堂の連作です。
同じ位置からの国会議事堂をさまざまな時間での光や色の変化の様子を捉えようとした
もので、現在では別々の場所に展示されている為、今回のように並べて見られるという機会は
めったにないと思います。
私もその中の1枚はオルセー美術館で見たことがありました。
でも、今回ドイツやNY、チューリッヒからやってきた4枚の絵を並べてみることによって
モネの表現しようとした朝日や夕暮れ、霧に包まれた日の光などの色の違いが
はっきりとわかり、なんだかとても得した気分というか
とてもうれしかったです。
ほかにもチャリングクロスブリッジを書いた連作がケンブリッジやリヨン、ボストンから
ウォータールーブリッジを書いたものがシカゴ、カナダ、マサチューセッツなどから
集められていて
このモネの部屋を見るだけでも£10払って悔いなし!と言う感じでした。
また、どこかでこういう展示を企画しない限り並べて見られることは本当にないと思うので
モネ好きの方、印象派ファンの方にはぜひオススメです。
特別展は5月15日まで。
1時間程度で見られるサイズの展示なので旅行でこの時期に来られる方にもお勧めします。
別にテートのまわしものではありませんよ。本当によかったので。
今日はそのあとテムズ川沿いをお散歩してランチに行こうと思ったら
ロンドンマラソンにぶつかってしまいました・・・

そういえば朝テレビでラドクリフが走ってたの見たなぁ~と思ったときにはもう遅く
バスも止まっていたりしたのでずーっと歩いてトラファルガースクエアまで行って
そこから中華街へ行って遅いランチを食べました。
天気も良く、よい休日でした♪