おはようございます!

髪を切りたいのに時間がなくて切りに行けないという、TVに出だしの売れっ子タレントみたいな状況に陥っているwataruです。

 

ただ今日のどこかで髪を切りにいきたいとは思っていて、なんとかこのブログを最速で書き上げたり、ジムに向かう足をいつも以上に早めたりとまあ色々なもののスピードを上げて時間を捻出しようとは思うんですが、実は今回いつもとはガラッと雰囲気を変えたマッシュの髪型にしたいと思っていて、いつもは絶対に作らない前髪を作りたいと思っていたんですが、そんな新しいものに挑戦している時間はないなと悟ってしまった金曜日の朝でした。

 

ということで本日は「キースヘリングから学ぶ成功法則」というテーマでお話をしていこうと思います。

 

というのも、昨日はもう1、2週間前に失くしたデビットカードを作りに都内まで行く用事があったので、そのついでに現在森美術館で行われている”キースヘリング展”に行ってきたんですね。

 

※詳細についてはこちらから

 

キースヘリングといえば”ラディアント・ベイビー”に代表されるような数々の有名作品、それから誰もが知っている大手ブランドとのコラボレーションもたくさんしている方なので、日本ではだいぶ大きな知名度や認知といったものを獲得しているアーティストさんだと思います。

 

実際に僕が1番最初にキースヘリングという存在を知ったのは多分ユニクロとのコラボレーションからだったような気がしていて、キースヘリングに代表される四つん這いになっている、ハイハイをしているような、あの”ラディアント・ベイビー”が真ん中に描かれたTシャツを買ったことがきっかけだったと思うんですね。

 

そこから彼に興味を持つようになって他の作品など色々知っていったというような感じなのですが、実際に彼自体のことは全く知らなくてどういう生い立ちでの人生を歩んできたのか、ましてや彼がもう亡くなっている方だったということも昨日の展覧会に行って初めて知るくらいに無知だったので、個人的に昨日の”キースヘリング展”は彼のことについても知れるすごく貴重な機会だったんですね。

 

実際に展覧会では彼の絵が多く並んでいる中にその作品の説明が載っていたり、他にも言葉だけで彼の生い立ちや人生観についての説明があったり、いわゆる回顧録的なものがあったり、実際に彼が残した名言があったりというような感じで、彼自身の考えていることや思っていることなどのより一人の人間としての彼についても知れるような設計になっていたんですね。

 

そういう彼の生い立ちや歩んできた人生を知っていく中で、彼はしっかりと成功法則に乗っかった戦い方をしていたんだなあと個人的に思う節があって、それは”人目に晒す”ということと”とにかく量をやる”というこの二つを徹底的にやっていたという部分から感じたんですね。

 

というのも彼がそもそも最初に名をあげていった過程がすごく面白くて、、、

1980年代のまだインターネットもSNSもない時代にアーティストとして活動していた彼が、あらゆる人に自分の作品を見てもらいたいと考えて着目したのが”多くの人が利用する地下鉄”で、地下鉄駅構内の空いている広告板に貼られた黒い紙にチョークで絵を描くこと(一部ではサブウェイ・ドローイングと呼ばれているみたい)から始め、それが多くの人に刺さり、波紋を呼びどんどん知名度を獲得していくことになったみたいなんですね。

 

これが彼のアーティストとしての始まりというか、知名度を獲得していく最初のプロセスになると思うんですが、これを実際に聞いたときやっぱり”人目に晒す”ということの大事さに改めて気付かされて、というのも彼がこの”サブウェイ・ドローイング”と呼ばれる地下鉄の広告板に絵を描くということをせずに家でひたすらに自分の思うように絵を描いて、それをたまに展覧会とかで見せるというようなやり方をしていたとしたら多分ここまで彼の作品が全世界に知られることはなかっただろうなと思っていて、まあ賛否両論は生まれるが多くの人が集まる場所に、人目に自分を晒していくことで成功の手がかりを得られるんだと思ったんですね。

 

実際にこれを現在の世界で考えるとブレイキングダウンで有名になろうと思っているみたいなもので、多くの人が注目している、多くの人の目に晒される場所に自分の才能を投下していくこと、これが非常に大事な要素なんだろうなと思ったんですね。

 

そしてもう一つの要素の”とにかく量をやる”というのは言葉の通りですが、僕が昨日の展覧会に行ってすごく驚いたのは、その作品の多さと画風の豊富さという部分なんですね。

 

というのも、僕が展覧会にいく前までに想像していたキースヘリングはシュールなモチーフのような絵を描く人というような認識で、インパクトのあるモチーフのような絵をたくさん出していたり、あとは集合体のような、かなり精密な絵がメインでそういう絵がたくさん並んでいるんだろうなと思っていたんですね。

 

ただ実際に展覧会に並んでいる絵を見ていくとそんなこともなくて、というのもブラックライトを当てると光る絵があったり、人の形に作られている模型のようなものがあったり、漫画のように一コマ一コマ区切りのあるような絵があったり、コミカルな感じがなくより現実感のある人の絵があったりというような感じで、僕が想像していたキースヘリングからは想像できないような数々の素晴らしい作品に出会うことができたんですね。

 

正直これには個人的にすごくびっくりして、というのもやっぱり僕らは人気になった数個の作品や、その人を象徴するような代表作品の存在しか基本的に知らなくて、それがそのアーティストだったり、ミュージシャンの全てだと認識をしてしまいがちなんだが、現実は全然そんなことがなくて、その代表作品や象徴するようなものを作るまでに数え切れないくらいの作品を出していたり、そこに至るまでに色々な思考錯誤をしていたりするもので、改めてその世の中にあまり出回らなかった作品の多さ、そしてそこまでアートというものに執着して人生を捧げていたんだという生きがいにすごく感動すると共に、この二つは成功法則として絶対に欠かせない部分なんだなと改めて感じました。

 

ということで本日は「キースヘリングから学ぶ成功法則」というテーマでお話しをしてみました。

ではまた!