ここのところ、次世代AK47に掛かりっきりだったが、とりあえず落ち着いたので、久々にM4系を撃つ。肝入での導入だったのに、ちゃんと噛みしめて味わうことが出来てなかったicsマーズ2だ。
構えると、やはりM4はしっくりくる。いいね。
ところが、セミで一発撃つと……あれ!? こんなだっけ? 何だかまるで撃っている手応えがない。……これはあれか、ここのところ次世代のリコイルありをずっと撃っていたから、身体がそっちに慣れてしまったのか?
次世代のリコイルなんて、ショボショボで子供騙しだ、くらいに思っていたが、ノンリコイルの銃と比べると、やはりそこそこはあったんだな。
もう一度次世代AK47に持ち替えて撃つと、うん、いい。手応えがある、撃っているという実感がある!……これはマズイ、M4がつまらなくなってしまった!
しかし、次世代ってこんなにリコイルを感じたかな? 私の最初の次世代は、G36Kだった。これは樹脂ボディということもあるのだろう、ボディの中で何かが動いてコンコンいってる、という程度のものだった。リコイルの強弱というよりも、銃のリコイルとは異質の振動、感触の問題だった。全く魅力がなかった。
次が例の416だ。これはG36よりはマシだったが、妙にキンキンと金属質の音が耳障りだった。リコイルの強さや感じられ方も、決して楽しいものではなかった。むしろ神経に触る感じ。これもイヤになって手放した。
最近、知人の次世代MP5を撃たせてもらった。これがなかなか良かった。リコイル自体はそんなに強烈なものではなく、控えめな印象。しかし、その感じられ方が良かった。カタカタカタ、と小気味よい音と振動。本物のMP5もこんな感じかな、と思わせるような感触だ。もしマルイが、実銃に近いフィーリングを狙って醸し出しているのだとしたら、これはスゴイ。外観や重さのリアルに加え、実銃の射撃フィーリングも再現したのだとしたら、これは革命的なことだ。
AK47でも同じことが言える。次世代AK47のリコイルは、AKっぽい、AKらしい、あAK47を撃っているなと納得できる性質のものだ。MP5と比べると、AKの方が重々しい、ガツンと乱暴な音質、重いものが当たっているという感じ、等々、同じ次世代でも全く違う。この2種類のタイプがもし逆だったら違和感ありまくりだけど、まさしく銃のイメージ通りのシュート&リコイルを付与されている。
416に関しても、416のイメージとあってなかったというのが、大きな違和感の原因だったのかもしれない。もしかしたら、このあたりでマルイも気づいたのかもしれないな。シュート&リコイルで強烈なリコイルを実現するのには限界がある。所詮は子供騙し。しかし、リコイルは小さくても、その銃にあった特性で、らしさ、を演出することは出来る。そうすれば、それは銃の魅力になる。写真や触っただけではわからない、しかし撃った時にわかるリアル、別次元のリアルなのである。
次世代MP5がそうだし、次世代AK47もまさしくそうだと思う。それがAK47が感覚に訴えてくる楽しさだったんだな。撃っている時はよくわからなかったが、こうして文字として整理すると、自分でもやっと理解できた。
いや、改めて次世代AK47を見直したし、惚れたといっていいかも。また改めて、マルイってすごいのかも? と思わずにはいられない。電動ガンの見方がまた一歩深くなった。