スペツナアームズ SA-E11 EDGE
・メタル
・mosfet
約30㎝のインナーバレルで0.2開放で初速84。ちなみに、外観的には8インチバレル程度に見えるが、インナーバレルがサプレッサーの先ギリギリまで伸ばされているので、外観よりも10cmも長いインナーバレルになっている。私は20cm前後くらいの長さが好きなので、ちょっとどうかなと思っていたが、実射してみると、実戦弾速へのドロップも10程度、かつ弾道も悪くない。この点はちょっと意外で、少し好ましく思えてしまった。
さて、ではQDのスプリングガイドを90度回して取り外す。このあたりもキングアームズとそっくりだ。取り出したスプリングは案の定で、交換しようと用意したM95のスプリングよりも3cmくらい短い。
で、M95をセットし、計測する。0.2開放で90、0.25開放で86。実戦弾速は81で、ドロップは9と、私的にはかなり優秀な部類。私の理論でこのドロップが少ないという現象を考えると、インナーバレルは30cmなのでむしろマイナス要素。とすれば、流速気味傾向にあり、ホップを掛けた時の内圧上昇が一般的なものより高いため、バレル内の摩擦が多くても、結果として銃口初速が高いということではないかと考える。メカボを開けた時に確認したいが、ピストンやヘッドなどがメタル製で比較的重いものが使われているのではないだろうか。押しゴムもマルイより硬めかもしれない。
これでもう一度試射してみる。今度は力強さがアップしているように感じられ、35mまでまっすぐに飛んでいる。ただまあ、私の標準装備品よりは伸びが今ひとつだし、なんとなく思ったところから散るような印象は残る。しかしこの弾道なら、マルイの次世代と対等と言ってもいいかもしれない。伸びはスぺクナ、集弾性は次世代、といったところか。
それにしても、サイクルが11.8rpmというのはちょっとひどい。確かに、使ったバッテリーもものすごく元気なものではない。しかしこれは許せなくて、思い切った手段に出ることにした。11.1Vを使うのだ。一般的に、中華ガンの多くで11.1V仕様になっているし、そううたってなくても実際は日本以上の高い初速に耐えられるよう、メカボ内パーツは丈夫に出来ているはずだ。電子部品が少々気になるが、Tコネを使っているということは、けっこう大きな電気が流れることを想定しているはずだ。そういった希望的観測で自分に言い聞かせ、11.1Vをつなぐ。
まずはセミで撃つ。7.4Vよりも気持ち鋭いが、言われなければわからないくらい。サイクルを計る。おお、17rpmまで上がっている。これならいい。早すぎないし、撃っていて気持ちいい。17rpmだったら、メカにもさほどの負担にはならないだろう。電子パーツにも今のところ異常は出てないし。
7.4だ11.1だと面倒くさいので、私はバッテリーを11.1Vに統一しようかと考えている。いま明らかに「7.4Vを使ってください」といっている銃がスペツナ以外に2つあるのだが、軽く試したところ、どちらも大丈夫そうだ。手元にある11.1Vが少し弱り気味なのもいいのかもしれない。これから買う場合も20C程度のものにしよう。タミヤミニコネクタも、余分な電力を熱として変換発散していていいのかも?(おいおい)
さて、興味深々のスペツナアームズを購入してしまったのだが、ものすごく惚れるというものではなかった。だが、買って後悔というものでもない。もし私の銃がこれ一丁だけだったら、愛着がわく素養は十分にある。ただ、これ以上に好きな銃がいくつもあるわけで。ゲームでもまずはそれらを使いたい。じゃあ、これどうするんだ? しばらくは色々と試して遊ぶとしよう。ぶつけてもキズつけても大して落ち込まないから、ガンガンにゲームで使うのもありかもしれない。気軽に付き合えると思う。これが次世代416だとそうはいかない。あれ真っ黒で外観はそこそこいいからね。ゲームで傷つけたらけっこうへこんだだろうな。スぺツナはメタルなんだけど、外観に質感とか高級感ってあまりないんだよな。出来の悪いところはないんだけど、そうしてみると、全体的に品質が上がったごく標準的な中華ガンって感じかもしれないな。実射性能もそんな感じ。
結論
いまとなっては、中華ガンのごく標準的なレベル、偏差値50と言えるかもしれない。いや、偏差値は55くらいかな。