普通の幸せ。 | 子どもらとはちゃの親子ブログ。

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旦那と、娘(8歳)、息子(5歳)の4人家族。
北の大地で仲良くわちゃわちゃと暮らしています。
育児のこと、仕事のこと、そして夫婦のこと…
真面目に、適当に、楽しく書き綴るブログです。
深く考えているような、そうでもないような。

★創作です。フィクションとノンフィクションの間ぐらいw

 

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「普通」になりたくなかった。

私はいつも誰かの特別でいたかった。

平凡な私では誰にも見つけてもらえないから、

必死で流行りのメイクをして、可愛い服を買った。

結果、どこにでもいる普通の女の子になった。

 

 

「普通」になろうと思った。

就職して、結婚して、出産する幸せの方程式。

ここが誰もが目指してる、ゴールだと信じてた。

結果、それはただの日常のスタートだった。

 

「普通」になりたかった。

生まれた子どもは、他の子と違ってた。

どこにいても周りの目が気になる。

この子のせいで、思い描いていたあたりまえの生活が、

儚い虹の物語のように、手からこぼれていく。

 

ある年の大みそかの日、夫は言った。

「今年一年、家族みんな普通に過ごせて幸せだった」と。

 

私は少し意地悪な気持ちで聞いた。

「どうして?この子は、こんなに大変な毎日なのに。

こういうのは、普通、幸せって言わないんじゃない?」

 

しかし、夫はニコニコして答えたのだ。

「この子にとって、これが普通であたりまえ。

だとしたら、やっぱり、この子は幸せだよ。

この子をもっと幸せにしてあげたいって頑張ってる

ママとパパが傍についているんだから」

 

私がずっと気にしていた「普通」は、

もしかしたら隣の芝生が青く見えてただけなのかもしれない。

いつも誰かと比べていた「普通」の「幸せ」。

芝生どころか、ベランダしかない我が家だけど、

春になったら紫陽花の鉢植えでも置いてみようか。

私のことを「特別に大切」と言ってくれる、あなたと、

私に毎日「特別」をくれる、この子のために。

 

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↑うわー可愛い!!デレデレ

 

↑壁にステッカー貼ると、子どもがマネしてシールを貼り始める弊害…。