喋らない息子③。 | 子どもらとはちゃの親子ブログ。

子どもらとはちゃの親子ブログ。

旦那と、娘(8歳)、息子(5歳)の4人家族。
北の大地で仲良くわちゃわちゃと暮らしています。
育児のこと、仕事のこと、そして夫婦のこと…
真面目に、適当に、楽しく書き綴るブログです。
深く考えているような、そうでもないような。

保健センターの発達相談員の方に、病院の紹介状を書いてもらい、

すぐに病院へ電話し、予約をとろうとしました。

が、かなりの混み具合だったらしく、

予約が取れたのは、年明けすぐ…1か月以上も先の日程でした。

 

その間、あたしは、息子が4月から通っていた保育園に

事情を伝え、都度相談に乗ってもらっていました。

先生方は、息子が言語の発達のテストで引っかかったことに、

一様に驚いていました。

息子は、引っ込み思案なところはあるものの、

おとなしくにこにこしている、

いわゆる「手のかからない子」でした。

かんしゃくや問題行動を起こすようなこともなく、

イヤイヤ期の月齢の子であふれているこのクラスの中では

落ち着いている性格だと、先生からはお墨付きをいただいておりました。

それなのに、言葉がちょっと遅いだけで、病院に?と、

納得いかない気持ちでいっぱいでした。

 

そして、いよいよ発達専門の病院へ。

事前に記入してきたアンケートをもとに、診断がすすんでいきます。

特に、乳幼児期にハイハイしていた期間が短く、

すぐにつかまり立ちを始めたことについて詳細を聞かれ、

次は「診察台の上に四つん這いになって」と指示されました。

診察台が怖いと嫌がるそぶりの息子の手足を掴み、

強引に四つん這いの姿勢にさせ、

 

「みて!お母さん、これが特徴です。手の指がパーに開かないでしょ。

グーにして開かないのは、指先が敏感だという証拠。嫌がるでしょ?」

 

「そしてほら、この姿勢を長く保てない。

すぐにしり込みしてつぶれてしまう。

これは、ハイハイの期間が短かったことで、

腹筋や背筋の発達が不十分だからです」

 

「この状態で小学生になった時、どういうことになるかわかりますか?

授業を受けるにも、正しい姿勢で長く座ることができないので

集中力は欠き、授業も追いつけなくなる。

そんな状態になって、初めて、病院にくる。

そんなお子さんが多いんです」

 

…と、一方的に、まくしたてたのです。

(衝撃的だったので、セリフの内容はかなり詳しく覚えているつもりです)

 

いや、無理やり嫌がる子を高い場所に乗せたら、

怖がるに決まってますよね?

泣いて、手はこぶしにしますよね?

しり込みだってしますよね?

2歳の子をここまでいじめて、なにが発達の専門の病院だ!と、

言い返したい気持ちでいっぱいでした。

 

でも、できませんでした。

 

なぜなら、「そうやって、この子の障害を見ないフリしてていいの?」と

思われそうだったからです。

あたしはもしかすると

「自分の子どものことを客観視できない、感情的な親」なんじゃないか。

ここであたしが感情的になったら、

息子の未来は閉ざされてしまうのではないか。

色んな感情が渦巻きましたが、ただはっきりしていることは

「この先生は、あたしも息子も、大嫌いだ!」ということでした(笑)。

 

その後、話を聞いたら、この先生は初診だけで、

息子を担当するのは別の先生だということだったので、

その1回だけ受けてから、最終的な判断をしよう…と心に決めました。