みなさん、こんばんは♪(o^∇^o)ノ


今日は前回の記事についてもっと詳しく知りたい方に、参考書籍情報をお届けする haccho です。





前回の記事では、


「わんこの行動学では、権勢症候群の考え方は否定されている」


といった内容のお話しをさせて頂いた haccho。(〃'∇'〃)ゝ


今尚日本国内での獣医師さんを含めた多くのわんこ関係者の間では、


「飼い主さんに対し攻撃を伴う問題行動がある = わんこが群れ意識のなかでボス化している」


ということが一般的になっていて、


「そのわんこの攻撃行動は、権勢症候群(αシンドローム)である!」


との見解が多く見られる現状に対して、ひとつの問題提起をする意味合いで前回の記事をカキカキした次第です。(o゜◇゜)ノ


しかし haccho は獣医師でもありませんし、動物行動学を研究している学者でもありません。


ですから haccho には、「権威」が無いんですよね~。ε-(;ーωーA


権威が無いと、人はなかなか受け入れてくれようとはしません。


それに幾ら間違っていることであったとしても、多くの方が言っていることの方が正しいことになってしまうこともしばしば・・・・。


おそらくは得ることが出来る情報が偏っているのが原因で、自己判断する為の情報が不十分だからだと思うんですけどね。( ´・・`)


わんこの権勢症候群のことに対しても、正に同じようなことが言えそうな気がします。


幾ら haccho が、


「権勢症候群なんて今ではもう過去の話であって、現在のわんこ行動学の研究者の間では否定されてるんですよ! ( ゜ロ゜ノノ゛」


と言ったところで、信じない人は全く聞く耳を持ってくれない。 (((´・ω・`)カックン…


それが何の権威も持たない haccho のしょぼぼ~んなところだったりします。


そこで今回の記事では、


「わんこの権勢症候群は間違った認識」


と論じている、世界の著名人(各分野の専門家)の方々を紹介したいと思います♪


今の haccho には全然権威がありませんが、haccho がわんこの行動学をお勉強する為に用いた書籍や論文を書かれたこの方たちは、世界レベルで権威がありますよ~!(≧∇≦)ノ









【テリー・ライアン女史】


全米家庭犬インストラクター協会の元会長を務め、現在ではワシントン州立大学で「People Pet Partnership」のプログラムコーディーネーターをされている、全米屈指のドッグトレーナーです。


度々来日されては、家庭犬しつけインストラクター養成の為のセミナーなどを開かれています。



テリー・ライアンのパピーブック―子犬を飼う前~飼った後。すべて本書1冊でOK!/テリー・ライアン
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【イアン・ダンバー氏】


獣医師で動物行動学者でドッグトレーナーでもあります。


ロイヤル獣医大学にて、獣医学学位及び心理学&生化学の特別優等学位を取得。


その後カリフォルニア大学心理学部で動物行動学の博士号を取得。


カリフォルニア大学では約10年の歳月をかけ


「家庭犬の階層社会行動の発達と攻撃性」


について研究されています。


また「ペットドッグトレーナーズ協会(APDT)」の創始者でもあります。



ダンバー博士のイヌの行動問題としつけ―エソロジーと行動科学の視点から/イアン・ダンバー
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【ジーン・ドナルドソン女史】


全米屈指のドッグトレーナーです。


全米で最も名門のドッグトレーナー養成校である「Society’s Academy for Dog Trainers」の創設者です。


ジーン・ドナルドソン女史の代表著書


「ザ・カルチャークラッシュ」


は、ペットドッグトレーナー協会で8年連続


「ドッグトレーナーに薦める参考図書第一位」


に選ばれました。



ザ・カルチャークラッシュ―ヒト文化とイヌ文化の衝突 動物の学習理論と行動科学に基づいたトレーニングのすすめ/ジーン ドナルドソン
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上に紹介した方たち以外にも、「Dogs」の著者で生物学者のレイ・コッピンジャー氏や、「はじめてのクリッカートレーニング」の著者でペット行動カウセラーのサラ・ホワイトヘッド女史など世界で活躍されている著名なわんこ行動学者やドッグトレーナー及びカウンセラーの方々の多くが、わんこの権勢症候群という認識の間違いを論じておられます。( ゜ロ゜ノノ゛


日本国内でもココ数年、わんこ行動学を研究している機関及び研究者の間では、わんこの権勢症候群という認識は間違いであるとの見解を示すことが多くなってきているようです。


ちょっと前のことになりますが、


「北里大学獣医学部動物資源科学科動物行動学研究室」


から、そのことについてレクチャーしているのを拝見したこともありました。(*‘ω‘ *)


ですから前回 haccho がブログでお話ししたことは、haccho が我が家のわんこたちを接するなか


「わんこには、権勢症候群なんてあるように思えないのよね~ ( ̄へ ̄|||)」


って勝手に推測した結果カキカキしたものでは無くて、それぞれに実績と権威がある専門家や機関が過去に論じてきた内容をいろいろお勉強し、その中で自分なりに理解し納得出来たものを引用したものがベースになっているという訳です♪(〃'∇'〃)ゝ


例えブログとはいえ、ネットを通して不特定多数の方の目に触れる可能性のあるものをアップするのですから、haccho は haccho なりに確証を得た(つもりかも知れませんが・・・)ものを記事にするようにしています。









世界のわんこ行動学研究者やドッグトレーナー&ドッグカウンセラーの多くが、最近ではわんこの権勢症候群の概念を否定している結論に達しているなか、まだ日本国内では


「わんこに権勢症候群は存在する!」


と論じている関係者の方々も多くいらっしゃいます。


・・・・と言うか、おそらく日本国内の関係者の大半が、きっと未だにそう主張しているのが現状だと思います。(´-ω-`)


そんなお考えのドッグトレーナーやドッグカウンセラーの方々を、実際に haccho も多く存じています。


で、そんなお考えの方々が結構多く用いる反論の一例が、


「わんこが飼い主たち人を交えた集団のなかで、自分がボスなんて思ってませんよ~なんてことは、わんこ自身が喋って研究者たちに伝えたことでも無いのに何でそう言い切れるのか? わんこの心理学や行動学なんて学問は、要は学者の人たちが勝手に推測したものであって、実際はどうだか確認する方法が無い。 実際に私たちが接し問題行動の解決をしたわんこたちのなかには、今まで言われてきた権勢症候群の定義通りの子たちがたくさん居たんだから、幾ら著名な学者が権勢症候群なんて無いなんてこと言っても、その主張を信じることなんて出来ません」


といったようなことだったりします。


haccho も、この反論にはちょっと納得するところがあります。


確かにわんこは自分の感情や考えを言葉を介して人に伝える訳では無いので、本当にそう思っているのか確証が得られる訳では無いですからね。(゚Д゚≡゚Д゚)?


でもこの主張を用いると、人類が長い間蓄積してきた多くの「学問」を否定することにも結び付いちゃうような気もするんですよね~。


「学問」と名の付くものは全てにおいて、その論じた内容について証明をする必要性があります。


しかしその論じた内容を証明するには、それを証明する根拠が必要になってくる訳ですが、その為にはそれぞれの学問における根底の部分で、その学問に係わるものたち(学者)共通のルールを定義付けする必然性があると思います。


ちょっと意味が分からないお話しになってきましたが・・・・。(;´Д`A ```


・・・・カキカキしてる haccho 自身も、何をお話ししたいのか分からなくなりそうです・・・・。









一体 haccho が何を言いたいのかと申しますと・・・・。(; ̄ー ̄A


ひとつ例を挙げて説明してみたいと思いますが、それは数学という学問に置き換えてみますと


「1+1=2」


という、全ての計算式でその根底になる数式のようなもののことなんですね。


みなさんは、この「1+1」とい計算式が数学上で考えると何になると思いますか?(o ̄∀ ̄)ノ”


答えは、「2」ですか?


それとも他の数字?


1+1が2であると即座に計算された方は、何故そういう答えが導きだされたのでしょうか?(〟-_・)ン?


それはきっと過去に、小学校の算数の授業で


「1+1は2で、1+2は3になります」


と教えてもらったからですよね♪(‘ ∀‘ )ノ


でもこの問題を、


「1+1は2であることを証明して下さい」


というものに変えた場合、この答えを導き出せる方は何パーセントくらい居られるでしょうか?(・ω・ )


この、みなさんが当たり前に使っている「1+1=2」という数式は、数学をひとつの学問として確立させる為に最も重要な理論のひとつなんだそうです。


この「1+1=2」という数式は、1910年代に数学者バートランド・ラッセルと数学者アルフレッド・ノース・ホワイトヘッドの共著


「プリンキピア マセマティカ」


というもので、自然数論・実数論・解析学の諸定理を導出されたことによって証明されています。


みなさんが常識として使っている基本数式は、今から僅か100年ほど前に初めてその根拠が証明されたようです。


この理論があるから、相対性理論や量子力学などの理論が存在出来るらしいのですが・・・・。( ̄。 ̄)


この「プリンキピア マセマティカ」という理論には、それに異論を唱える


「ゲーデルの不完全定理」


なるものも存在しています。(。・_・。)ノ


この理論は、1930年に数学者クルト・ゲーテルが


「数学を含む理論には、正しいことであるのにも関わらずその証明が出来ないものが存在する」


といった内容を論じているものです。


基本数式を人が定義付けすることによって様々な物理的現象が証明出来る反面、その定義された基本数式がある為に、実際起こっている物理的現象を数式理論で証明することに矛盾が生じる場合が存在する。


だったとしたら、本当に「1+1=2」と断言出来るものなのでしょうか?(-ω-;)


もし「プリンキリア マセマティカ」で証明されたと言われているものを超える新たな理論が証明され、「1+1=2」が別の答えになるような数式が登場したら・・・・


今世界中で常識とされている物理学の全てが、根底から覆される可能性も無いとは言い切れなくなる可能性を秘めています。Σ(`д`ノ)ノ


結局 haccho が何を主張しているのかと言いますと、この世に存在する学問は、実は視点を変えるとその存在意義が否定される結果になるかも知れないということです。


それぞれに人が定義付けするからこそ、今の「人類の叡智」が存在するのであって、その定義付けが


「人が勝手にそう理論付けしたもので、確たる証拠はドコにも無い! ( ̄‥ ̄)=3」


なんて理由だけで「学問」を否定することは、決して賢い判断で無いのではないか?


ということです・・・・。(´ε` )










動物行動学も「学」と付く以上、やはりそれ相応の証明が存在する学問なんですね。


その学問で導き出された内容を、


「そんなの勝手に決めたことで、確たる根拠が無い ((-ω-。)」


という言葉でかたずけてしまう人は、


「1+1は何故に2なんですか!? ヾ(@~▽~@)ノ」


と言うことの延長線上にあると haccho は思う訳です。"(,,-_-) "


動物行動学も完結している学問ではありませんので、これから新しい事実が発見され、今まで論じられてきた内容が大きく変わる可能性はあると思います。


でもそれは動物行動学だけに限ったものでは無く、他の学問でも一律にいえることだと思います。


ですが現状では、学問の名のもとに


「わんこに権勢症候群は無い」


ということが多くの学者&研究者の間で論じられているのですから、


「これだけ多くの研究者が否定していると言うことは、やっぱり「無い!」可能性の方が濃厚なのかも知れないなぁ~ ( ̄ヘ ̄;)」


と考え、1度それらに関する様々な文献を読み自分の中で整理し、今まで haccho が出会ってきた権勢症候群だと疑われていたわんこたちの様子と照らし合わせてみると、やっぱりココ数年の間に研究者の間で一般化してきた「わんこの権勢症候群否定論」の方が理に叶っていると判断しました。(´・∀・`)


それぞれ論ずるということは、それを裏付ける為の根拠が必ず必要です。


具体的な根拠の提示が無い内容は、その時点では論ずる対象にする価値もありません。


その後、何かしらの証明でも提示されれば、話は変わってきますけどね。(⌒-⌒)


わんこに権勢症候群は無いと結論付けたのは、haccho 自身が様々な書籍や論文などを知った上での自己判断です。


ですから後の判断は、その情報を受け取った各々が自己責任でするものだと思います。


学問は常に進歩していきます。(/*⌒-⌒)o


今まで正しいとされてきたことが、ひとつの論文で大きく変化することがあるのも学問なんですね。


ですから我々は、常に新しいものを1度受け入れ自分なりに精査することが大事なのだと思います♪


しかしこう考えると、


「否定と肯定」


は、もしかすると紙一重の差なのかも知れないですね・・・・。(●´ω`●)ゞ





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元々医学の一端を生業にしていた haccho は、結構探究心が強いタイプだと思います。ヾ(´ε`*)ゝ


ですから、どのような事柄であっても


「理屈先行」


で、モノを判断し認識しようとするんでしょうね~。


正直 haccho には、権威主義って感覚があまりありません。(´-ω-`)


どんなに権威ある人が主張しても、自分の中で消化し吸収出来ないと受け入れることが出来ないんですね・・・・。


ですからどんな事柄に関しても、結構理屈っぽくなってしまいます。


その結果が、ブログで長文攻撃なんですね・・・・。Σ(T□T)


基本 haccho は賢くないので、得た知識に誤解や間違いが多々あると思います。


その間違いになかなか気付かないことも、ある意味 haccho っぽいと自負しています!(* ̄0 ̄*)ノ


ですから前々から常々言ってきたことなのですが、


「haccho がブログ上でカキカキした内容については、そのまま鵜呑みにせず自己判断でお願いします!」


ってお断わりをさせて頂いてるんですね~。ヾ(;´▽`A``


信じるも信じないもみなさん次第ですが、どんな事柄に関してもその理屈(根拠)を冷静に判断し、理に叶っているか否かを考えて下さいね♪


・・・・。


・・・・まぁ haccho も、一応デタラメなことをカキカキしていない・・・・


つもりはありますけどね~。( ̄o ̄;)


あくまでも「つもり」ですが・・・・。









ちなみに haccho が本文中で紹介している書籍は、わんこトレーニングのイチお手本や、わんことどう接するとコミュニケーションがより取れるようになるのかを知る為に、良い参考になるものだと思っているものの一例です♪o(*^▽^*)o~♪


それぞれの方に幾つもの著書がありますが、まずは入門書として適当だと思われるものをアフェリエイトで添付しています。


興味がある方は、1度それらの本を読んでみるのも良いと思いますよ♪ヾ(=^▽^=)ノ


ちなみに「権勢症候群は無い」と論じられ始めたのは、今から10年ほど前からと比較的新しいことなので、それぞれの方がそれ以前に書かれている書籍によっては、内容が古いものもあったりします。


ですから、それぞれの本を読まれる際には、その本の初版年月日を確認して新しいものを読まれるようにして下さいね。(*^▽^*)ノ





それでは、みなさん





see you again!(*^-')/~☆Bye-Bye♪