「結婚する気ある?」彼を責める前に知ってほしいこと
こんにちは、占い師のらくみです。占いの世界に携わって20年。恋愛、結婚、人間関係――たくさんの人生を見つめてきました。占いは、未来を当てるだけのものではありません。これからの人生を、自分で選び直すためのもの。ときには優しく、ときには辛口に。今日も人生のお話をさせてください。「生まれ変わるなら、生きてるうちにね。」さて、結婚を考える年齢になるとお付き合いしている男性に対して、ふと不安になることがあります。「この人は、私との結婚を考えているのだろうか」「私は結婚したい。でも彼からは何も言ってこない」「このまま何年も待っていて、本当に大丈夫なのだろうか」好きだからこそ、答えを急ぎたくなるお気持ちはよく分かります。けれど、長く占いのご相談を受けてきて感じるのは、結婚に消極的な男性が、必ずしも結婚そのものを望んでいないわけではないということです。その方の心の奥深くに、「結婚を怖いものだと感じる理由」が隠れていることがあります。今回は、実際にご相談いただいた内容をもとに、少しお話ししたいと思います。※ご相談者様が特定されないよう、一部内容を変更しています。私は結婚したい。でも彼から将来の話が出てこないご相談くださったのは、結婚を望んでいる女性でした。お付き合いしている男性がいるものの、なかなか結婚の話が前へ進みません。女性側には、きちんと結婚して家庭を築きたいというお気持ちがあります。ところが、彼のほうはどうにも煮え切らない。将来の話になると積極的ではなく、結婚へ向かって自分から進もうとする力が弱いのです。こういう状態が長く続くと、女性はどうしても考えてしまいます。「私のことを、それほど好きではないのでは?」「もしかしたら、結婚相手として見てもらえていないのでは?」けれど私は、彼を視させていただいたとき、少し違うものを感じました。問題は、ご相談者様への愛情だけではありませんでした。もっと深いところにある、彼自身の「家庭」に対する記憶が大きく影響しているように感じたのです。彼が結婚に踏み出せない理由は「あなた」ではないかもしれない彼のご両親は離婚されていました。彼にとって最初に目にした「夫婦」とは、自分の父親と母親です。そして最初に知った「家庭」も、自分が生まれ育った家庭です。子どもは、大人が思っている以上に家庭の空気を感じ取っています。両親の不仲、言い争い、緊張感、そして離婚。そうした経験が心の奥に残っている場合、「結婚=幸せ」ではなく、「結婚=いつか壊れるもの」という感覚が、無意識のうちに根を張ってしまうことがあります。もちろん、親が離婚しているからといって、すべての方が結婚に否定的になるわけではありません。ただ、今回の彼の場合、私にはその経験が結婚に対する深い傷として残っているように感じられました。ですから私は、ご相談者様に申し上げました。「彼が結婚に進めない理由を、すべてご自分への愛情不足だと思わないほうがよろしいですよ」と。霊視で見えてきた、彼の心に残る「両親の離婚」人は、頭では忘れたつもりでも、心は覚えていることがあります。大人になった彼に、「結婚についてどう思いますか?」と聞けば、もっともらしい答えを返すかもしれません。けれど、霊視を交えて深く視ていくと、言葉とは別のところにある感情を感じることがあります。今回、私が強く感じたのは、「結婚しても、どうせ最後には壊れるのではないか」という彼の中にある恐れでした。本人がはっきり自覚しているかどうかは分かりません。しかし、人は自覚している感情だけで人生を選択しているわけではありません。心の奥にある恐れが、知らず知らずのうちに人生のブレーキになることがあります。アクセルを踏みたいのに、同時にブレーキも踏んでいる。結婚したくないわけではない。けれど、自分から結婚へ進むことも怖い。私は、彼をそのように感じました。だからこそ、彼に対して、「いつ結婚してくれるの?」「私と結婚する気はあるの?」と問い詰め続けても、必ずしも良い方向には進まないと思ったのです。この彼との結婚を望むなら、あなたが引っ張る覚悟が必要私はご相談者様に、少し厳しいことも申し上げました。「この男性との結婚を本当に望むのであれば、あなたのほうが強くならなければ難しいかもしれません」と。これは、男性に何でも合わせて我慢してください、という意味ではありません。まして、女性だけが犠牲になりなさいという話でもありません。そうではなく、彼が「結婚したら不幸になるかもしれない」と考えてしまうのであれば、あなたが、「いいえ。私たちは幸せな家庭をつくれます」と未来を信じられる人である必要がある、ということです。二人とも不安になってしまえば、船は前へ進みません。彼が過去を見ているのであれば、あなたは未来を見る。彼が立ち止まっているのであれば、ときにはあなたから一歩を踏み出す。「大丈夫。一緒に家庭をつくっていきましょう」そう言えるだけの明るさと強さが、この恋には必要だと感じました。ただし、ここで一つ、とても大切なことがあります。彼の人生まで、あなたが背負う必要はありません。相手を支えることと、相手の人生を背負うことは違います。あなたが手を差し伸べても、彼自身にその手を握る意思がなければ、結婚生活は成り立ちません。占いは、その見極めにも使うものだと私は考えています。結婚に臆病な彼に必要なのは「幸せな未来を信じる女性」結婚は、恋愛のゴールではありません。そこから何十年という生活が始まります。だから私は、単純に、「彼と結婚できますか?」というご質問だけで終わらせたくありません。もっと大切なのは、「その人と結婚したあと、あなたは幸せに生きていけるのか」ということだからです。過去に傷を持つ男性を愛することが、悪いわけではありません。家庭環境に恵まれなかった人が、幸せな家庭を築けないわけでもありません。人は、自分が生まれた家庭を選び直すことはできません。しかし、これから自分がつくる家庭は、自分たちで選ぶことができます。私は、そこに希望があると思っています。そして女性の皆様に、もう一つお伝えしたいことがあります。彼の過去を理解することは大切です。しかし、彼の過去を理解するあまり、あなた自身の大切な時間まで無期限に差し出してはいけません。結婚したいのであれば、「私は結婚したい」と伝えてよいのです。家庭を持ちたいのであれば、その人生を望んでよいのです。そのうえで彼が一緒に歩いてくれる人なのか。あなたが手を差し伸べれば、その手を握り返してくれる人なのか。そこを冷静に見極めてください。占いとは、ただ未来を当てるためだけのものではありません。自分がどの人生を選ぶのか、その決断のために使うものでもある。私はそう考えています。彼の心を知ることも大切。でも、それ以上に大切なのは、あなた自身の心を置き去りにしないことです。あなたの人生は、彼が結婚を決意する日を待つためだけにあるのではありません。どうか、ご自分が幸せになる未来も同じくらい大切になさってください。生まれ変わるなら、生きてるうちにね。