なぜうちの子は嫌われる?
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翌日、学校へ行ったメイはMちゃんの担任に呼び出された。

仲良しなのは先生も含めて周知の事実だったから、


「親から休むって連絡あったけど、何か変なんだよ。メイ、何か知らない?」


先生にはどうせ後で知れるんだろうと思ったメイは全部を伝えた。

絶句した後、先生に


「メイ、他に知ってるのは誰?誰にも何も言わないでいて」


と言われ、メイは結局卒業するまでクラスメイトに嘘をつくことになった。

嘘が苦手で良いことも悪いことも正直なのが原因で嫌われた子なのに、

苦手な嘘を他に知っている2人とメイで半年以上も浮き続けなきゃならない。


それでも、「帰ってくる」と思っていたから頑張れる


はずだったのに。

十日、一ヶ月、二ヶ月過ぎた頃、「転校することになった」とMちゃんの担任に知らされた。


この頃には、私もメイもネットで児童相談所に保護された子が

どういう経緯になっていくのかかなり調べて予想はついていたけど、

さすがに現実になるとメイも放心していた。


このまま会えないの?

Mはどこに行ったの?

もう話もできないの?

バイバイも言えてないのに?


聞かされた翌日、Mちゃんから電話がやっと来た。

携帯は没収されるだろうから、Mちゃんが連絡をとれる状態になった時のために

Mちゃんの荷物にメイやうちのあらゆる連絡先と

テレホンカードを数枚入れておいた結果だった。


駅からかかってきた電話はとても短かったけど、

遠くへ引っ越すこと、親が離婚で裁判になりそうなこと、お母さんと一緒に行くこと、

それから


「あの時、逃がしてくれて本当にありがとう」


の言葉を残して、Mちゃんは行ってしまった。


「ありがとう」の一言で救われたのはメイだけじゃなくて私も同じ。

長い目で考えれば逃がしたことは「いいこと」だけど、

それは私やメイの考えであって、MちゃんやMちゃんの両親にとってそうじゃないかもしれない。

でも、あの「ありがとう」で吹っ切れた。

Mちゃんにとっていいことだったんだ、と確認できたことが嬉しかった。


Mちゃんも生活が落ち着き、距離は遠いけど電話やLINEで毎日のように話せて、

少しメイも落ち着いた。

会えないのは淋しいけど、大丈夫って言ってた。


でも、学校生活は暗くなっていく一方だった。

仲良しがいなくなってメイは一人になり、事情を知っている子同志で一緒にいることが多くなったけど

それが2人とも男子だったのが他の女子の反感を買うことになった。

1人はメイの彼だったけどもう1人は違ったし、嫌がらせやいじめから守ってくれるのは

いつも男子だったのもあって、ますます反感買って孤立して、のループ。


早く卒業したい

今の学校なんて、大嫌い


毎日毎日、メイに聞かされることになった。





やっぱり終わらなかったので、再度切ります。