『seed療法に於ける五感を使った人間の模倣体質』 | 心よろず屋

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常態行動心理学者の瀬木と申します。
此処では心に纏わる様々な事をテーマに日々綴ります。
心に纏わる凡ての事にお答えを差し上げます。
貴方の心の宿り木は此処に有ります。

人は哺乳類であり恒温動物です。

回りの温度に自分の温度を合わせられず
衣服の着脱にのみ体温調節をする事が可能です。

又、同時に衣服を変える事で回りと同化し
己の存在感を薄くする事で生存確率をあげます。

翻り爬虫類は変温動物であり回りの温度に
自分の温度を合わせられる性質を持っています。

又、擬態と呼び、回りの色に自分の体の色を
同色化させ目立たなくして天敵から
身を守る術を得ている者も居ます。

approachの仕方は違いますが
何方も基本的構造は同じです。

されど人間には五感を使った
もう一つの模倣方法が有ります。

それが我が5000を越えるoriginal 心理学の一つ、『seed療法』の真髄です。

私がまだ大学に籍が有った頃
或る医学生と帰りの電車で一緒になりました。

医学性は二年からはキャンパスが違うのですが
一年の間は同じ棟で勉学を受けます。

同じく工学部生も二年から別キャンパスですが
一年の間は共通教育棟で勉学を受けます。

故に一年間は全学部生が同棟で勉学を受けます。

それ故に二年となりキャンパスが変わっても
交流を続ける者も居ます。

閑話休題。

サバンナ高橋に似た医学部生が居ました。

本人は自分がイケメンではないと
自らを卑下しておりましたが私は彼の中に
他の誰よりもイケメンの部分があり
それが眠っている事に気づきました。

私は其を『seed療法』にて発芽させる事した。

最初から私は彼を『赤西君』と
渾名を付けました。

勿論KAT-TUNの赤西です。

サバンナ高橋とKAT-TUN赤西では
見た目は全くの別人です。

然し私はそれを赤西君に変えようとした。

端から見たら整形せぬ限り無理と思われる。
されど私は一切のメスを顔に入れず彼を
サバンナ高橋からKAT-TUN赤西に作りかえた。

それは人間が本来持っている
模倣体質を利用したのです。

私は先ず私の言葉によりKAT-TUN赤西の
印象を彼の耳から擦り込み始めました。

勿論最初は全否定です。

されどその言葉を繰り返す度に
彼の行動に有る変化が訪れました。

最初は胸の前で×を作り全否定していましたが
それが段々と下がって行ったのです。

同時にテレビや雑誌で赤西を見る機会を
増やしました。

すると視界からも赤西情報が脳に擦り込まれる。
同時に私は普段エチケットの一つとして香水を
付けているので嗅覚からも刺激を受けます。

私に電車で会う度に彼は私から嗅覚と聴覚、
視覚から赤西情報を擦り込まれていきます。

すると間もなく事件が起きます。

今迄ずっと嫉妬しなかった彼女が
急に嫉妬しはじめたのです。

同時に彼の事を好きな女性が現れ三角関係に。

勿論彼は彼女一筋でしたが
彼女と彼を好きな女性が友人関係であったので
その事で悩んでいました。

私は素直に全てを彼女に話すべきだと説得し
彼は彼女と彼女の友人を同時に呼び出し
彼女の前で彼女の友人に付き合えない事を
言明しその女性もそれを了承したそうです。

今でも彼は『赤西に似ている男性看護師』
として女性患者にモテモテで病院勤務に
勤しんでいます。

人は誰かになれます。
然し其はoriginalの良さに気付く事が大前提。

それは誰かを模倣する事が己の存在否定行為
だからです。

誰かになる前に先ず自分の良さを再確認すべし。
その後に誰かになれば必ず人は誰かになれます。

何故なら同じ人間である限り
其処には必ず何らかの共通性があるからです。

その共通性を強調していけば模倣できます。

私はこの方法でメスを
顔に入れずなりたい人にならせています。

その事が醜形恐怖症を始めとする
凡るcomplexが原因の精神疾患改善になるから。