『場の異常性に於ける危機管理意識に対する常態行動心理学的解釈』 | 心よろず屋

心よろず屋

常態行動心理学者の瀬木と申します。
此処では心に纏わる様々な事をテーマに日々綴ります。
心に纏わる凡ての事にお答えを差し上げます。
貴方の心の宿り木は此処に有ります。

最近、自分自身がおかしいのではないか?と
自問自答される人が増えてきている。

そして我が門を潜られ自分が正常かどうかを
確かめに来られる方が増えておられる。

一つには今夏の異常気象が
精神に与える影響による物である。

例年よりも猛暑日が多く、
例年よりも台風など自然災害の数が
今夏は迚多い。

そうなると人間に限らず生物全般が
種の保存法則に則り生物学的な
生存欲求が高まり回りの存在排除の方向へ
向かいます。

特に昨今巷を賑わせている『社会病質』や
『精神病質』を患う方が急増しており、
自己の正当性を誇示する人が増えています。

特に日本では社会階層的に高い人の
罹患率が高いのが特徴です。

会社の重役やトップともなると、
自分は元より社員やその家族の生活も
双肩に重くのし掛かってきます。

その重さを感じている間は良いのですが
段々とその重さに耐えられなくなると
自己保身に走ります。

すると己の社会的立場を利用して
自らのsocial positionを死守しようとします。

すると今度は苦楽を共にしてきた
創設当初のメンバーが敵に思えてきます。

豊臣秀吉が名軍師黒田官兵衛の知略を恐れ、
千利休の人望を恐れたのと同義です。

当然トップがそうなると
構成員たる社員もその影響を少なからず
受けます。

されど己を持ち己の指針をしっかりと持つ者は
トップの意向に添えられず回りとの違いに
苦悩し自分自身の方がおかしいのではないかと
思うようになります。

実はこれも生物学的な生存欲求が為せる業。

自分自身がおかしいとすれば
己の心の不安定さの原因が解り
それが逆に心の安定を生むからです。

されどその考え方は生憎間違いです。

会社内ではそれで事がすむかも知れません。

されど日常生活においては
それでは済まなくなります。

会社内に於いても自分自身がおかしいとすれば
回りもそれに便乗し全ての罪をその人に
被せようとします。

日常生活に於いては家長として
又は家族の構成員としての役割を
果たせなくなります。

自らがおかしいと自らを顧みられる人は
自らがおかしいと自らを顧みられない人よりも
顧みられる分だけまともです。

それを知る為には自己の持つ多面性を
増やす方法があります。

自己の持つ多面性を増やせば
場の安定率が上がります。

つまり複数の″顔″を持てる訳ですから
その場に必要な″顔″を相手に示せば
相手との相違点が無くなるからです。

そうして場の影響力をなくせば自らの正当性を
自らが自覚できるようになります。

そうやって私は自らがおかしいとする人が
まともである事を示してきました。

これからも私は自らがおかしいとする方々の
多面性を開く事でその方々の正当性を
説いていきたいと思います。