その最たる例が判例と呼ぶべき前例であろう。
然しその判例も出来上がる前には無かった物。
新たに加えられた物が判例である。
ならば何故今の法律に判例を加えられないのか?
他にも前例が無いという形無き呪縛によって、
多くの人達が被害を被っている。
私もそんな前例という名の呪縛に苦しめられた。
全日制高校はこの前例がないという理由だけで
公立は愚か私立すら入学を蹴られたからだ。
然し私は夜学に通いながら勉学を勧めていき、
周りは絶対に不可能だと言い切った一流大学へ
入学を果たせたのである。
もしあの時、前例が無いという名の呪縛に囚われ
身動きできなかったら間違いなく今の私は無い。
その呪縛を快刀乱麻を断つが如くに
断ち切ったからこそ今の私があるのである。