ニクソン政権以来の弾劾裁判によって、
窮地に立たされたかに見えるトランプ大統領。
然し自国の指示は得られずとも外国の支持は
得ている。取り分け同盟国である日本の支持は
トランプ大統領にとっては大きな追い風となる。
両党に嫌われ国民にも支持を得られず、
海外メディアからも嫌われたニクソンと違い、
未々共和党にとっては旨味の有る大統領である。
確かに政治素人感は有り有りだが
経営者としての指導力は中々の物。
彼の尤も得意とする分野は『GAP』である。
選挙時は『強いアメリカ』を前面に打ち出し、
強硬姿勢を示した。
然し大統領就任後はその強硬姿勢を一変させ
日本を初めとする友好国との連携を強めて、
外圧により国内の不満を解消させる算段。
特に米国内でシェアを伸ばしつつある
リトルチャイナへの牽制の意味合いは大きい。
言わば日米関係は国内リトルチャイナへの
防波堤の役割を果たしていると言ってよい。
更には北の御馬鹿さんのお陰で国際世論の目は
そちらへ向いている事も功を奏している。
野心家は只では転ばない。
トランプの野望は未々始まったばかりである。