言わなきゃ解らないと言う人は大抵言っても解りません♪ | 心よろず屋

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常態行動心理学者の瀬木と申します。
此処では心に纏わる様々な事をテーマに日々綴ります。
心に纏わる凡ての事にお答えを差し上げます。
貴方の心の宿り木は此処に有ります。

私の知り合いに”言わなきゃ判りません”
と駄々をこねる人がいる。

だが、私は思う

”言わなきゃ判らん人は言っても判らん”

我が同胞(私は患者を完治という
共通目的を求める仲間と位置づけ
同胞と呼びます)にしても同じ。

勿論最初は説明をします、
老若男女国籍問わず。

併し三度以上繰り返さず(一つにつき)。

其は何故か?
自己治癒力を高めるには
本人の”治す意思”が何よりも大切。

我々専門職はこの”自己治癒力”を
如何に引き出すか?が鍵だと思ってます。

故に”死ぬ気”で同胞に挑みます、
有りと凡る方向からapproachを試みる。

だが其も”同胞と同方向”大前提ありき。

私は右方向へ導こうとしているのに
同胞が反対方向へ進まれては無意味。

勿論反対方向へ進む事が同胞の為
となるなら喜んでその方向へ進ませます。

併し大抵の場合同胞自身が苦しむ方向乃至
は元の悪い状態方向へ進みます。

此は人間が生物学的性質から来ています。
変化を哺乳類が生物学的に好まないから。

自然治癒力もその一つ。

併し時として方向が正確じゃない場合も。

その時は我々が”強制方向転換”を
せねばならず。

それをどう行うのか?

そしてそれが”強制的方向転換”
である事を如何に悟られないようするか?

それが腕の見せ所でもあります。

同胞が違った方向へ進んだ時、
その道を封じ新たな道を示し誘導する、
其が我々の仕事です。

併し突然目の前に柵を設け、
反対側に誘導では同胞はいう事を聞かず。

如何に相手に納得させ今進んでいる方向が
自分にとって好ましくない結果を生み
指し示す方向がより実り多き場所へ出る道
であるかを示す事が何より大切なのです。

それには豊富な経験と確かな知識、
そして表現力が求められる。

正確に導くには努力が無いと
出来ないのである。

故に”言わなきゃ判らない”と
駄々をこねる相手はしたくないのです(笑)