自分に残された時間が長くはないと知り、ずっとやらなければと思いつつ、進んでいなかった終活を本格的に開始した。

今までも服やバッグや靴、本を捨てたりはしていたけど、 どうも物に執着があるのか、思うようにはかどらなかった。

また来週でいいやと延ばし延ばしにして今に至るって感じです。

だけど、これからは、残される家族の生活にも影響するので、先延ばしには、出来ない。


🔵夫との話し合い

 私が亡き後、夫はどこでどんなふうに暮らしていきたいのか、真剣に話し合った。私と夫の間には子どもはいない。現在は、私と父の共同名義の家に住んでいる。この先、夫は自分の実家に戻るのか、この家に住みたいと思っているのか確認した。

夫は、今まで通り自然に囲まれた今の家に住み続ける事を望んでいる。


🔵兄弟との話し合い

 自宅の土地は老父の名義です。私が相続することはほぼないので、兄弟に私の現状を説明して、父亡き後は誰が自宅周辺の土地を相続するのかそれぞれの考えを確認した。

兄弟も自分達の子供世代の事を考えると結論は出なかった。甥姪も若く、将来を見通せる時期になっていないから、相続の事まで思い至らないと言うのが正直なところです。

田舎の不動産は、「負動産」とも呼ばれている。維持費だけかかり、土地からの収益もない

悲しい現状

次の世代に負担を負わせたくない親心もわかる。

兄弟に私の考えを次の通り伝えた。

老親を看取るつもりだったが、それは叶わなくなった。老親には少額ではあるが生活に困らないだけの財産は残す予定である。

もう一つ、夫が自宅の権利の私の持ち分を相続して、住み続ける事を希望していることを説明した。

兄弟からは夫が亡くなった場合に、次の子供世代がどのように扱うのか公正証書で取り決めておくことを条件に了承を得た。

✴夫の財産を、私の兄弟等は手を出せないのでその点を懸念している。私もその点が気がかり


🔵公正証書遺言の作成に向けて準備

しっかり遺言状をつくっておかないと残された人が何かと困るので、私に代わり夫が公正証書遺言作成に要するに書類を準備してくれている。

退院したら、公証人役場に出向く予定です。


終活は続く