お久しぶりです
前回の投稿から時は過ぎ、秋になりました。
これまでの経過は次の通りです
6月
都内の病院で手術を受ける
筋膜移植術
全層植皮術
脊椎、骨盤悪性腫瘍手術
遊離皮弁術(顕微鏡下血管柄付きのもの)
手術時間は約14時間
左の腰回りの筋肉や腹筋、腹膜、骨盤の一部や大腿骨の一部を切除しました。切除した所に背中から皮膚つきの筋肉を持ってきてつなぎ合わせ、左の太股の皮膚を背中に移植しました。右の太股から筋膜を取り、取り去った腹膜の代わりに移植しました。
麻酔から醒めたら、夜中の零時を過ぎてました。
長い時間、手術に携わってくださった 先生をはじめスタッフの方には感謝です。
手術後は、皮弁術でつないだ血管が切れてしまわないように1週間は、ベッドは45度までしかあげられない状態でした。
この頃、大変だったのは、背中の創の痛みと胸がゴムバンドで押さえつけられたような苦しさでした。
リハビリは、2日目から始まり寝たまま足を左右に動かすところから始まりました。
でも左脚は、足首は動くもののそれ以外が動かない状態でした。
1週間を過ぎてからは、ベッドから起き上がりリハビリです。
この頃は、ベッドから起き上がるのもやっとだったので、自分が回復した姿を想像できなかったですね。
7月
一カ月の入院を終えて、地元のリハビリ病院に転院しました。
転院する頃には、ロフストランズ杖で少しは歩けるようになってました。
転院の時、どうやって遠く離れた転院先の病院に移動するかが課題でした。平地は杖を使い歩けても車の段差を越えて乗り降りするのは難しかった。そこでネットで探し、座席がドアの下側まで降りて乗れるタイプの福祉車両の介護タクシーを利用する事にしました。使ってみてとても快適でした。
うまく福祉車両を活用すれば、どこでも行けるから、諦める必要はないんだとこの経験から思いました。
転院先では、回復期リハビリで1日2回理学療法と作業療法を続けました。私の体があまりにも硬かったので、柔軟性と体幹の筋力アップをメインにしたトレーニングです。リハビリの効果は大きくて日に日に良い変化が見られるようなりました。
8月
リハビリ病院を三週間で退院し、その五日後職場に復帰しました。
もっとゆっくりリハビリや自宅療養してから、職場復帰した方が良いのではといったアドバイスをいただきましたが、病気休暇の満了に合わせて復帰しました。
通勤に使う車に乗り降りできるかという課題もある中、見切り発車の状態での退院でした。
幸いにも車への乗り降りは、乗り方を工夫してなんとか出来るようになりました。
お尻から座席に乗り、向きをかえつつ脚を手で引き上げると言った具合です。
9月から10月
退院後も週2、3回リハビリ病院に通い、リハビリを続けてます。
お尻の筋肉を切っているので、どうしても歩くときに体が左側に揺れてしまいます。その揺れを少なくするために靴の中敷きを特注(左側を5ミリ高くする)で作りそれを使ってます。
訓練の成果で今では、一本杖で歩けるまでになりました。
都内の病院へ1人で通院出来るまでになりました。
病気前に比べたら出来ないことだらけなんだけど、家庭に戻れ仕事に復帰できただけでもありがたやです。
最後に
おとぼけ顔の赤べこです
癒されますね