エチオピアでは基本的にクレジットカードが作れません。なので、オンラインでの支払いが出来ないことは多くあります。




エチオピア国内にはATMもたくさんあり、デビットカードや電子マネーの利用も普及してきていますが、国外で使えるクレジットカードを持つことは基本的には出来ないようです。

 

エチオピア国内への支払いならば銀行振り込みや電子マネーで対応できるのですが、国外のサービスを利用するときにはクレジットカードが利用できないと支払いが出来ません。

 

オンラインスクールやクラウドサービス、各種オンラインツールなど、エチオピア国外のサービスに対しては支払いが出来ないため、利用をあきらめることが多々あります。まれに事情を説明すると支払いを免除してくれるサービスもあるようです。

 

クレジットカードを作れないのは個人だけでなく会社や政府機関も同様であるため、国外のサービスを利用するためには外国のクレジットカードを所有している会社などを通したりして余計な手数料を払って契約しています。

 

このような状況なので、不正版のMicrosoftOfficeやPhotoShopなども多く利用されています。AppleのiCloudやGoogleCloudなどのサービスも支払いが出来ないので利用している人はごく僅かに留まっています。

 

例外として海外旅行に行く場合などは、銀行で手続きをすれば、その期間だけクレジットカードを使うことが出来るそうです。旅行から帰ってきたらクレジットカードを返却する必要があるそうです。

 

金融システムも整っているので技術的には何の問題もないので、クレジットカードを所持できないのは、国外への資金流出を防ぐための規制だと思われます。エチオピア国内で公式に両替が出来るのは銀行のみですが、銀行に行っても現地通貨BIRR(ETB)からドル(USD)への両替は数百ドルまででそれ以上はしてもらえません。両替後にはパスポートに記載されるので他の銀行で追加で両替することもできません。