自民党は18日、安倍政権の看板政策「1億総活躍」社会の実現に向け、緊急対策の提言を取りまとめた。
 原則年1回となっている保育士試験を2回にする自治体を増やすなど、子育てや介護の支援策が柱。今月末に政府が策定する緊急対策に反映させることを目指す。
 安倍晋三首相は26日にも取りまとめる緊急対策で、「新3本の矢」のうち希望出生率1.8と介護離職ゼロに重点化する方針を示している。提言はこれに沿ったものだ。
 具体策として、子育て支援の分野では、企業内保育所への支援や三世代同居の後押し、経済的に困難な家庭や多子世帯を対象とした幼児教育無償化などを挙げた。介護への支援策では、介護福祉士を目指す学生への修学資金拡充や介護職員の待遇改善などを明記した。 (時事通信)