男声No.2は・・ | UNDRESS ME!

男声No.2は・・

私がPete Burnsに出会うまで、男声のナンバーワンだったのがこのお方。

gr3

Greg Lake
70年代のプログレッシブロックを代表するスーパートリオ、Emerson, Lake & Palmer(EL&P)のボーカリスト兼ギター、ベーシスト。
男声はあくまで低く男らしく、女声はあくまで高く女らしく、がモットーの私。グレッグ・レイクは声質、声の重量感ともにパーフェクトな男声!


      ~ 賢人 ~
       

カール・パーマーの愛らしい横顔から始まるこの映像。いえ、主役はグレッグ・レイクです。まだ細身で見目麗しかった頃の貴重なお姿。
アコースティックギター1本の弾き語りによる " The Sage(賢人)" は、クラシカルで哀愁を帯びた曲調ですが、とてもポップな名曲。『展覧会の絵』というぎりぎりまでテンションの高い長編アルバムの中において、唯一 " 静 " の空間を作り出しています。静かだけどピーンと張りつめた響きとグレッグの叙情的なボーカルが、聴き手を曲の世界へ深く引き込みます。
で、このギターソロ。アコースティックなギターソロってこうだよね、と言わんばかりのオーソドックスなフレーズの連続で、これ調度いいんです! 何に調度いいかと言うと、シンセとか音源を選ぶ時の試し弾きにバッチリ使えます。私はアコギの音色を選ぶ時はいつもこのギターソロの部分を ペン ペケペケ ペンペンペン・・、とキーボードで弾いてみています。そんな人は他にもけっこういそうな気がしますが、どうでしょう。


      ~ Still You Turn Me On ~
       

うわぁ、これもライブ映像! 生でこれだけ歌うのは凄いな、しかもガム噛みながら・・。
この曲はグレッグのバラード曲の中でもピカイチに好きな曲です。アルバムだと12弦ギターの音がバララン、バララン、とエキゾチックに響いて、とても優美な世界を作り出しています。私の弦楽器への強い憧れは、たぶんこの音のせい。私の中でずっと鳴り続けている音です。


      ~ Karn Evil 9 スタジオリハーサル ~
       

スタジオでのリハーサル風景、こんな映像があったなんて!
いきなりEL&Pモード全開で驚きますが、この曲はアルバム『恐怖の頭脳改革』の中の " 悪の教典#9 " という曲です。第1印象、第2印象、第3印象とあります。
このハモンドオルガンのリバーブは内蔵のものでしょうか、いい響きです。

もうひとつリハーサル映像ありました。

      ~ Karn Evil 9 (2) スタジオリハーサル ~
       
ec1 em1 ca1
ca2 gr1 gr2

エマーソン先生にしごかれるカール青年。茶目っ気たっぷりにヤケをおこす姿も微笑ましいです。(と言うか、ふたりのあいだに挟まれて、なんとか場を和ませようとしているようにも・・)
プログレと言えば変拍子は頻発するわ曲は長いわ、メンバーが息を合わせるのは至難でしょうね。見ているほうも思わず タリラ タリラ タラタラ・・、首をタテに振ってしまいます。がんばれカール!
髪を切って精悍な印象になったカール・パーマー、いいわいいわ~。きびきびと若さはじける身のこなし、久々にイキのいい若者を見たような気がするゎ。

はっ、グレッグの胸毛っ。そう言えば私、「大人になったらぜったい胸毛のあるオトコと結婚する!」って心に誓っていたっけ。なんでか理由は忘れたが、つまらん誓いをたてていたものだ・・・グレッグの影響だったのかな。なんだか噂と違って、とっても優しそうな男性に見えますね、この笑顔は。

おっ、長丁場の最後の最後(5:30~)、いきなりカールの顔つきが変わってからが鳥肌全開ですよ!




では最後にカールのドラムソロの映像をば!

      ~ Carl Palmer drum solo from "Tank" ~
       

背後には巨大なふたつのドラ、頭上には鐘、身体を囲むように並べられた多数のタム、見た目にも絢爛豪華なドラムセットを操り、前へ前へと圧倒的なスピート感でエネルギッシュなリズムを叩き出す、まだあどけない顔の美青年。忘れもしない中学1年の時、EL&Pの曲中で初めてカール・パーマーのドラムを聴いた私は、腰も抜かさんばかりに驚きました。ドラムってこんなに派手やかに音数多く叩くものなのかっ! それまでの私は、ドンタカ ドンタカ しか知りませんでしたからそりゃびっくりでした。むしろ彼はそのドンタカ(8Beat)がうまく叩けないらしいですけど。後のソロアルバムも、3人のうちカール・パーマーのが1番面白かったです。