性の介助
何年も前 話題になった「障害者の性」の問題を取り上げた本
正直 私は読んではいない
読んでいないので この本の内容に対しての事は何も言わない
今後読むつもりでいるけど
それによってまた自分の考えが変わるかもしれない ・・・
人は子孫繁栄の性に関しては平気なのに
人間としての「欲」 「本能」 としての性に関しては過剰反応を示す
まるで いけない事のように 触れず 隠す 否定する
だけど どんな綺麗事を言ったところで
健全であれば 「性欲」は誰でももっている
夫婦 や 恋人 ・・・ 愛情という心の絆で営まれる関係
友達というもっとラフな感情の中や自由な感性で営まれる関係
「情」関係なく 「性欲」だけをお金という力を使い
「性欲」と「お金」の中で営まれる関係
そして 相手を求めず 「性欲」を鎮火されるためだけの自慰行為
色々な形を以て 人はそれぞれ 「性欲」と「本能」との関係をを解決させていく
それは自分の出来る形があり 環境があるからこそ
もし 性欲はあれど 自由に自分の体が動かなく
相手を見つける事も
そういうお店(風俗店)にも
身体的理由から自由にいける事が出来なかったら ・・・
それは 自分の運命だと思い 諦めるしかないのか ・・・
そんな 隠れた世界 ・・・ 障害者の性 ・・・
今 そんな障害者の性の問題を介護の一環と捉えている団体がある
それが NPOホワイトハンズ
介護(介助)と言うのは決して高齢者だけの世界ではない
障害者を持つ者たちも 高齢者と同様
介護を必要とする者は多い
高齢者は文字の如く高齢になって 加齢による身体的衰退の結果や
諸々の病によっての結果 身体的・生活的介護(介助)を求める
しかし 障害者という枠の中には とても幅広い要因と年齢の中で
高齢者には求められない悩みが出てくる
身体的・生活的なものだけでは 補えないもの ・・・
それが 性の介助
重度の障害によって
パートナーがいない
自慰行為も出来ない
1人では風俗店にも行けない
そこでNPOホワイトハンズ は
性機能ケア事業とし 性に関する尊厳と自立をコンセプトに
を行っている
このような事業には賛否両論飛び交うが
私自身はこのような事業も出てきて当たり前であって
むしろ必要なのではないかと思う
だけど 実際介護の仕事をしている私たちに
性の介助も介護なのだからと要求されたら 正直できない
性の介助を仕事にしている方の中で
排泄介助と同じという表現をしていたが
だからといって はいそうですかとは出来ない
実際介護のお仕事をしている時に
セクハラもどきをされる事も多い
そういう時はさらっと逃げるし
そういう雰囲気を作らないように気をつける
性的な介助に関しては 私たちの専門外であると思うからこそ ・・・
性の介助は大切なものだけど
一般的な高齢者や障害者の介護のお仕事をしている人達の仕事とは
やはりしっかりと線引きが必要であると思う
そういう意味では 私自身も
性に対しての偏見があるのかもしれないけど
一般介護とは切り離して捕らえてもらいたい気持ちは強い
だからこそ
今後この団体が良い意味で伸びていって欲しい