【VB.Net】論理演算について
前回、論理演算の前段階として「論理値(True・False)」を紹介しました。
では今回はこそ、論理演算について紹介していきますね。
論理計算で使う演算子と意味は以下の通りです。
(ちなみに計算の優先順位も載せておきますね。)
では今回はこそ、論理演算について紹介していきますね。
論理計算で使う演算子と意味は以下の通りです。
(ちなみに計算の優先順位も載せておきますね。)
高 | ではない | Not |
---|---|---|
↕ | かつ | And |
低 | または | Or |
2つの論理値と演算子の組み合わせによって結果は以下のような表になります。
論理値 | 演算子 | 論理値 | 結果 | |
---|---|---|---|---|
Not | Not | True | True | |
Not | False | Not | ||
And | True | And | True | True |
True | And | False | False | |
False | And | False | False | |
Or | True | Or | True | True |
True | Or | False | True | |
False | Or | False | False |
Not系はみればわかりますね。
Trueではない ならば False
Falseではない ならば True
わかりやすいですよね~!
では、他の演算子はどのような動きなんでしょうか?
簡単に説明すると以下です。
And | : | 比較するどちらかにでもFalseがあれば結果はFalse |
Or | : | 比較するどちらかにTrueがあれば結果はTrue |
この例は絵の具で説明してみましょう。
Trueが赤色の絵の具、Falseが青色の絵の具とします。
(1)「赤と赤」
(2)「赤と青(実質、紫)」
(3)「青と青」
(4)「赤か赤か」
(5)「赤か青か」
(6)「青か青か」
このイラストのなかで純潔な赤色を選べるもの(True)をがどれかというと、、、
それに該当するもの(Trueであるもの)は、(1)、(4)、(5)ですよね。
この図解でイメージがわきましたでしょうか?
このようなイメージで論理演算を行います。
では、さっそく論理演算の例題を上げてみましょう。
Dim question1 As Boolean ←論理値を保持する器は「Boolean」型です。(以前、基本データ型の記事にてさらっと紹介しました。)
question1 = Not True Or True
Dim question2 As Boolean
question2 = Not (True Or True)
Dim question3 As Boolean
question3 = (True And False) And True
Dim question4 As Boolean
question4 = Not ( False And False) Or False
この演算結果は以下になります↓↓
question1 → Not True Or True → False Or True → True
question2 → Not ( True Or True ) → Not True → False
question3 → (True And False ) And True → False And True → False
question4 → Not( False And False ) Or False → Not False Or False → True Or False → True
どうでしょうか?
演算子と論理値の組み合わせでいろいろと面白い結果になります。
次回から、よりプログラミング的な内容の紹介に移りたいと思います!