羨ましくても |   僕は天使じゃないけれど 

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ダウン症&ヒルシュスプルング病を生まれ持ったハヤ(11歳)と、天邪鬼ハヤママの、正直なブログです。

少子化知らずの沖縄(笑)
街に出れば、子供がいっぱい
おそらくハヤと同じ位の歳の子も
沢山、見かける

元気いっぱいに走り回る子供達
快活におしゃべりをしながら
はしゃぐ子供達
普通の、子供達

同じ位の歳のはずのハヤは
おとなしくベビーカーに座り
黙々と、べーろべろっ。
あらぬ方向に脚をあげて
残念な感じの変顔をしながら
天井の電気を眺めている

それでも時々は
身を乗り出して
「ばっ!」「ばっ!」と
ハヤ的おしゃべり
つぶらな瞳をキラキラさせて
賑やかな雰囲気を楽しんでいる

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健全に成長し
活発に動き回る普通の子供達が
羨ましい
それに手をやくお母さん達も
羨ましい

でも・・・

私にとっては
この白くて小さくて静かで
残念な感じの変な子、ハヤが
宝物
後ろ指さされても
このダウンな二歳児、ハヤが
可愛い

つい切ない気持ちで
ハヤを見つめていると
そんな私の視線に気づいたハヤ
”お出かけは楽しいですねぇ~っ♪”、と
満面の笑み

羨ましいものは羨ましい
でも
私にとっては
この歩けない話せない
ダウンなデコっぱち、ハヤが
痛いくらいに大切

ベビーカーから抱き上げて
ぎゅっと抱きしめれば
しっかり重い、ハヤの体温
ちゃんと私にしがみつく
短い腕と小さな手
そして
私の肩に、ちょこんと顎をのせて
嬉しそうな、笑顔

だから、やっぱり
ハヤが可愛い
ハヤが大切

ハヤの全て
私の、宝物