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現在専門学校では、プログラミング学習の一環としてJava言語の学習を進めています。本日は、Java言語について解説していきます。
Javaの特徴
- OSに依存しない
- 自動的にメモリ管理をする
- オブジェクト指向
- 高度なセキュリティと汎用性
OSに依存しない
Javaを実行するには、「コンパイル」という処理を通して、プログラムを「バイトコード」(0と1)に翻訳し、さらに実際に使える「マシンコード」に変換してOSに読み込ませる必要があります。Javaではその工程をJVMという機械が自動的にやってくれるのですが、JVMは自動でOSごとに適したマシンコードを生成してくれます。
つまり、私たちコードを書く側はOSの違いを意識しなくてもコードが書けるようになっているのです。
自動的にメモリ管理をする
Javaはガべージコレクションという作業を自動で行ってくれます。ガベージコレクションとは、コードの中で不要な部分を見つけ、勝手にメモリ領域を開放してくれる機能です。
C言語などはメモリの開放も手動で宣言しなければならないため、工程を省略することでミス防止や作業効率化につながります。
オブジェクト指向
オブジェクト指向とは、処理を部品として分け、部品を組み合わせることでプログラムを作る、という考え方です。
例えば、ロボットが「歩く」処理のプログラムを作る場合、「顔を前に向ける」「右手を○○度前へ動かす」「左足を○○メートル動かす」などの部品に分けて作ります。
なぜこの作り方をするのかというと、先ほどの「歩く」処理でエラーが生じた場合、「異常が発生した場所から直すべき箇所を特定し、一部だけ修正する」ことが簡単になるからです。
「歩く」処理を一つのプログラムで書いた場合、一部だけ修正したと思っても、その修正によって他の思わぬエラーにつながる恐れがあります。
高度なセキュリティと汎用性
Java言語は古くからあるプログラム言語のため、簡単に処理を実装できるような「ライブラリ」が豊富にあり、どのような開発においても基本的に対応可能、という高い汎用性があります。
更に、開発当初からセキュリティを考慮した設計となっているため、ほかのプログラミング言語に比べて安定性とセキュリティ面での信頼が高いです。
デメリット
- 学習コストが高い
- 高速な処理には向かない
学習コストが高い
豊富なライブラリや便利な機能に比例して、覚えるべきことは多いです。しかし、Javaを勉強することで身につくオブジェクト指向の考え方は今後プログラミング学習をする上で必ず覚えた方が良いと私は思います。つまり、コスト分の学ぶ価値は十分にあります。
高速な処理には向かない
現在人気を集めているpythonなどに比べて処理性能は遅いです。その分安定感はありますが、小規模開発やリアルタイム性を重視した開発では他の言語を使った方が良いでしょう。
おわりに
これらの特徴から、Java言語は便利な機能が多く、安定性のある優れた言語ということが分かります。古くからあるプログラム言語ですが、現在でも需要が高く、主に大規模システム開発などで用いられます。
また、先ほども書いたようにオブジェクト指向の考え方はとても重要な上少し難しい部分があるので、しっかり身に付けておくことをお勧めします。
ぜひJava言語を学び、プログラミング学習を深めていきましょう。
閲覧ありがとうございました!