フランス44 ゴッホ美術館とオランダでいちばん美味しかったもの | 辻明佳のナイフとフォーク

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旅、お料理、ときどき女優。

2019/6/19(水)9日目

旅ものこり3分の1。
今日は朝から、昨日国立美術館のついでに予約しておいたゴッホ美術館へ!

なにをかくそう、画家はゴッホがいちばん好きさ!


朝ごはんもまだの我々、
まさかの2日連続おなじ店のホットドッグを食べることに!
これがいっこ1000円の屋台ホットドッグだ!!
エル・フエゴっていうメキシカンなやつにしたよ
ボリューミーなバゲットに、ぶっとい、皮バッキバキ、中ブリッブリにジューシーなチョリソー!
チリコンカンにグアカモレにと、気分的には全部のせ。
屋台のクオリティじゃないよ。めちゃくちゃうまい!
アムステルダムのみじかい滞在でいちばんおいしかったものが、これでした( ´ཫ` )
ゴッホ美術館は、この旅でなんと唯一、撮影禁止な美術館。
そのせいで思わず
ザ・観光客おばさんな写真を撮ってしまった。。。。

でも内容は
ゴッホの生涯によりそう感じの順路で、
イヤホンガイドもちょっと感動的で、
めちゃくちゃよかった。。。!
ゴッホが対象物に何を見、何を描き出したかったのか
もしくは、なんでもない対象物を描きながら、どんな気持ちがキャンバスにこぼれ出ちゃったのか
をていねいにすくい上げて見せてくれる展示でした。

自画像の変遷を直に観れたのが激アツ。
あと個人的に、これまで知らなかった『ジャガイモを食べる人々』が最高でした。。。
貧しい農夫たちのごつごつした身体や、
暗い部屋ににおいたつ、ゆでたジャガイモの熱さや、
ジャガイモを育て、土から掘り出して、食べるという営みを
ゴッホは「美しい」と思ったんだねえ
弟テオのはじめてのこどものお祝いにと描いた『花咲くアーモンドの木の枝』とかもね、うつくしすぎて、
浮世絵の影響とか不遇の生涯とかまじぜんぶ昇華されたみたいな気がして
観ながら泣いてた
最高でした

私がいちばん好きな、あのもえあがるような糸杉の連作が
他の美術館所蔵だったことを入ってから知ってショック(٭°̧̧̧ω°̧̧̧٭)
そうなのねえーー

幼稚園くらいのこどもたちも来ていて
みんなでゴッホの自画像を模写? していました(๑´ㅂ`๑)
いいねえ! 
名画の模写なんて授業でやったことないなー!

オランダとはここでお別れです。
最後の最後に、駅前で
食べてみたかった名物、ニシンの酢漬け「ハーリング」サンドをぱぱっと買って!
さよならアムステルダム!

このハーリングサンド、電車の中で食べたのだけれど
ニシンのおさしみをかるーく酢でしめたものと
ピクルスとごろっとした刻みたまねぎがコッペパンにはさまっていて。
脂がのったイワシのおすしみたいな感覚でめちゃくちゃ美味しかった!
うますぎて写真がないよ!
朝のホットドッグと一、二をあらそう!
あれはまた食べたいなー!

オランダではついに「すべての食事がバーガーとかサンド」でしたなー
時間がないと、食より観光を優先してしまう、自分の意外な一面を知った。。。