38 アントワープ大聖堂 | 辻明佳のナイフとフォーク

辻明佳のナイフとフォーク

旅、お料理、ときどき女優。

2019/6/17

ホーボーケン滞在は約20分……( ´ཫ` )
満足してアントワープ駅にもどりまして
ネロとパトラッシュ終焉の地・アントワープ大聖堂へ。

ちなみに駅前から大聖堂までタクシー使ったんだけど、タクシーがベンツでした。
生まれてはじめて乗ったメルセデス・ベンツはタクシーでした。
まわりが意外と建て込んでて
全体像がうまく撮れない。。。! し、
なんか工事中だし!
だけど
なかなか凝ったつくりです
ちょっと期待できるかも!
えー大聖堂前の広場に最近できたモニュメント。
えー
写真で知ってはいたけど実際見ますとこれがまたなんだか妙にデカくてコレジャナイ感を増してるのよね
ベルギーの方には人気いまいちな『フランダースの犬』ですが
最近は、アニメのおかげで認知度上がって
ネロが主人公のマンガもできたとか。。。?
そのせいか、日本でのイメージよりだいぶハッピーな感じね( ´ཫ` )

さて大聖堂入ります
おおっ
こ、これは
天空にすいこまれるくらい縦の線が強調されたデザイン
繊細な透かし彫り
すいませんちょっとなめてました
なんてうつくしい教会なのー!!!

そしてついに

パトラッシュ、ぼくは見たんだよ。
いちばん見たかった、ルーベンスの2枚の絵を。。。。。。!(٭°̧̧̧ω°̧̧̧٭)(٭°̧̧̧ω°̧̧̧٭)(٭°̧̧̧ω°̧̧̧٭)


たしかむかし上野かどっかにこの絵が来たときは
たしか真ん中の1枚だけだったような気がするな。。。
その時もルーベンスの描く光と影、躍動感に圧倒されたけど
ルーベンスが生きたまさにその地で観るこの絵はやはり格別で
ほんとうに神々しくて
かがやいていたよ。。。
じつは、美術館とかでなく、「あるべきところにある」有名な絵を観るの、この旅初じゃない?
語彙をうしなうすばらしさです

持ち帰り不可ですがかなり詳細な日本語のパンフレットが。
え待って上皇さま・美智子さまもフランダースの犬観てらしたってこと? アニメを?!
うれしいんですけど?!
この人はキリストとどういう関係で、だから今どういう気持ちで……て
ぜんぶ解説してくれている! ほんとうにたすかる!!
教会のどセンターにいる聖母被昇天。

タイミングよく、絵の上のパイプオルガンの演奏も始まったのー!
親方が最高の動画を撮ってくれたのだが重くて載せられない。。。(T_T)
でもほんとになんだか清らかな神聖なきもちになっちゃったりなんかして。
うれしかったなー
ネロごっこは「絵の前でひざまずく」までで自粛しました( ´ཫ` )

その他にも聖遺物とかルーベンスの絵、
そしてかなり写実的な素晴らしいステンドグラス。

他の人の絵もたくさん飾られていました。
いや、比べちゃ悪いんだけど
ルーベンスの絵の方が、ほかのほとんどの作品よりも前の時代に描かれてるのですが
ずば抜けて緻密で、立体感・おくゆきが感じられて
あと決定的なのはなんかこう、人物の表情に品があるというか……
格調の高さがあるんだよなあーうまく言えないけど!
芝居がかったお涙ちょうだいの顔はだれもしてないけど
画面トータルでしっかり人間性やオーラまでつたわる、というような……
舞台の名優にも通じる、なにか……
ルーベンス、きっと知性も豊かな人だったんだろうなと感じたよ。
近くにあるルーベンスの家へも。
17時までだったので入れず外観だけ!
作中にも登場してたアントワープ市庁舎。
ネロが応募した絵画コンクールの会場となっていたところ。
まあここで発表された優勝作はネロじゃない金持ち坊やの絵だったのでファンにはつらい場所です
市庁舎~大聖堂は飲食店もあってちょっとグランプラスの縮小版のおもむき。

さーて、お宿に荷物置いてめしにしますか