『ジオグラフィア』裏用語集! | 辻明佳のナイフとフォーク

辻明佳のナイフとフォーク

旅、お料理、ときどき女優。

一か月経ってしまった。。。
『ジオグラフィア』裏用語集です!
もう自分でも記憶が風化しつつあるよ!
いつものお願いですが、失礼なことがあっても愛ゆえなので許していただければと思います!

【ウワバミ】
ウェンディ役・森夏姫さんのこと。
とにかく酒が強い。
今回の小屋入り前日も朝まで飲んでいたという伝説が。
でも、たこわさやチャンジャなど、定番の珍味系おつまみは苦手。

【運転手さん】
スラム見学ツアーのシーンで、ウェンディさんのセリフの中にのみ何度も登場する運転手さん。
ウェンディからの呼びかけにもクラクションでしか答えないなど、なんだかホラーな存在。
銀河鉄道999の車掌さんみたく、実体がない人のイメージだそうです。怖っ。
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しゃべってよ運転手さん!

【恵方巻きの会】
2月3日の稽古のごはん休憩に開催された会。
今は方位磁石アプリがあるから恵方がかんたんに向けますね。
参加者が全員無口なので、がやがやしたお昼休みでもまったくなんの問題なく無言で食べ終わった。
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会員は森山、さいか、辻

【「思うことが、……ある」】
劇中の哲と倉沢がユニゾンするセリフの一つ。
ぴったりユニゾンさせるために独特のじっくりした間になり、結果流行った。
類義語に「小説家では、ない」がある。
ex.「場ミリひもが、……ない」

【カタカナ禁止飲み】
打ち上げ二次会での催し。
一回10円だがかなりの額が集まったらしい。まずバッコスって言えない。

【ガチオープニング】
殺陣シーンのおさらいの時に「役者紹介」のシーンを「オープニング」と呼ぶことがあることから、照明の郡さんが混同を避けて生み出した言葉。

【勝手に部屋に入ってる星野くん】
哲のバイト初日をねぎらうために、小説家志望の星野くんがビールとポテチを買って哲の帰りを待っている場面のこと。
じつは哲が帰ってくる前から星野くんは靴を脱いだ状態で舞台上にいるため、気づいてしまうと
「星野は合鍵を持っているのか……?」
という謎が生まれるシーン。
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足元にご注目


【彼氏問題】
前述の合鍵問題に加え、哲のことを一貫して慕いまくりな星野くんのゲイ疑惑。
証拠として「俺は哲さんの作品好きですから」、
「なんだよお前、彼女かよ」「あはは(否定しないどころかなんだか嬉しそう)」などがある。
演じる越中優人くんがおもしろがってゲイに寄せてった感がある。

【缶切り方式】
缶ビールを実際に舞台上で缶プシュするために、プルタブを開けずに缶切りで缶の二カ所に穴を開け、中身を出し、「開いてない空き缶」をつくる、という作業方式。みんなで缶切り方式の宴を開いて2ケースぶんほど作りました。
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【キャラ変】
演技の方向性に悩んだ倉沢役・辻やK役・丹羽くんなどが、本番直前に役作りをガラリと変えること。共演者さんがびっくりしないよう先に言っておく。
ex.「今日わたしまたキャラ変するかと思いますがよろしくお願いします」
倉沢さんはかなりギリギリまで元気いっぱいお人よしキャラでした。

【清原】
麻薬の誘惑に負けて犬として生きることになったポチのこと。DVD撮影日は自粛したが、Kがポチを「清原」と呼ぶアドリブ回が存在した。

【くつ問題】
哲の部屋と小説の世界を行ったり来たりする構造上、「ここでは履くのか脱ぐのか」を常に考えなければならず、衣装さんをおおいに悩ませた。

【けっこうかわいいです】
唯役・長野諒子ちゃんが「(廃墟が)けっこう怖いです」というシーンから、みんなが「(自分が)けっこうかわいいですって言えよ」とりょうこをいじめる遊び。

【ケータリング大臣】
堀さん役・名賀谷純子さんのこと。お客様から役者陣にいただく差し入れを整理整頓し、誰から何をいただいたかをみんながわかるようにメモをし続けてくれた。ありがとうございました!
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【ごめんください】
バイクで岸田さんと接触してしまった哲が「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。大丈夫ですか? ……大丈夫ですか!!」と叫びながら駆け寄るシーンの、丹羽くんによる楽屋でのセルフパロディ。
「……ごめんください、ごめんください、ごめんください! 今大丈夫ですか? ……今大丈夫ですか!!」と続く。テンションは本番と変えないのがみそ。
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本編は超シリアス

【ジオT】
『ジオグラフィア』の公演限定Tシャツのこと。この期間中しか売れないのでひやひやしたが、おかげさまで無事完売しました。よかったー。
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【人狼】
1. 人間不信におちいる名作シアターゲーム。
2. 本番中のマチソワ間に開催されたゲーム大会。
彩子役・山田佳奈さんがリーダーとなって、役者有志で小一時間やった。
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「つーさん、私、人を殺してしまいました……」と、りょうこ


【大女優】
愛梨が演じる、「映画『ジオグラフィア』でハッカイを演じている女優さん」のこと。小劇場界の大女優、という裏設定があったので「大女優のかた」と呼ばれていた。マネージャーはゴジョー役の小野さん。
その他にも、婦警さんマリリンを演じるのは、美脚を褒めるとすんごい謙遜する体育会系の若手女優、サンゾウを演じているのはぶりっ子アイドル、ワンさんは風邪っぴき、など、全員、映画本編とはちがう「それを演じる役者」の役作りをしていた。

【地図】
今作品ののキーワードの一つ。バルコニーから降らせる演出でお客さんが痛くないよう、紙質にこだわったり、しわくちゃにしたり、紙の切り口をやすってふわふわにしたりと、いろいろ工夫した。
きれいにばらまくのに何度も調整を重ねた、役者泣かせの小道具。
地図の内容はごみ投棄場の中に人が住んでいたりと、なかなかエグい。
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今見てもエグい

【トタン】
舞台奥の高台についていて、左右に開くドア。ほとんどのトタン開閉はかわるがわる役者陣がやっていた。
ちなみに私はりょうこ演じる唯ちゃんが街をピーアールするシーンのトタン係で、お気に入りのシーンを毎回特等席で見ておりました。しあわせ。

【なんなんなんだい】
強盗団のリーダー・マダム役冨澤菜穂子さんのアドリブ。もとのセリフは「なんなんだい、一体」。わかんない、アドリブじゃなかったのかもしんない。採用になった。

【ノロ】
冬になると猛威をふるう、感染力の非常に高い恐怖のウイルス。今年も座組みんなでトイレを消毒したり、手作りの差し入れを自粛したりといろいろやりました。

【ばか、ばか】
バッコスのツッコミ担当・越中がやさしめにツッコミする時の口癖。とうとうみんながモノマネするようになった。

【八海】
中野駅にある居酒屋さん。測量隊のハッカイにちなんで劇団員で行った。安くてメニューがすんごいいっぱいある。
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【バンド組もうぜ!】
測量隊の隊長サンゾウ役・金子優子がこう声をかけると、測量隊がバンドに早変わりする。サンゾウはボーカル、ゴジョーがベース、ハッカイはわかりにくいけれどドラムという設定。
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たぶんロック

【ブラボーさん】
ブラボーカンパニー所属、大月先生役の金子伸哉さんのこと。
金子優子発信? でいつの間にか定着、しまいには伸哉さん自ら「ブラボー」と署名するように。

【ぶりっこ】
りょうこのこと。
あまりの純真なかわいさに、ぶりっこだ、計算だということにしないと僕らの汚れた心がもたない。

【ホットケーキ祭】
稽古場にホットケーキミックスやフライパンを持ち込んで辻が急遽開催した祭。ほんとは併設のコンロを使っちゃいけない稽古場だったらしく、やんわり叱られる。
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【マイケル】
諸事情から、1ステージだけ主宰・森山が急遽つとめるかもしれなかった幻の代役の名前。全シーンの場当たりまでやったが、すんでのところで正規の配役でやれることに。なんでマイケルなのかは察しないでください^^;
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場当たりのようす。ワンさんといっぱい絡むかもしれませんでした(笑)

【前説】
私と愛梨がお客様にサイフをお配りするシーンのこと。
観客参加度の高い演出なため、
だれも協力してくれなかったらどうしよう、と、わたくしは毎回本番より緊張しておりました。
蓋を開けてみたらみなさん毎回あったかくて助かりました。ありがとうございました!

【モモンガ】
りょうこがかわいいシーン。転じて、辻のりょうこ愛がだだ漏れになる、面接のシーン。
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【モンハン】
舞台監督の酒井さん、音響のみずほさん、そしてワンさん役・伊藤文介さんの趣味。みずほさんは信じられないレベルらしい。


【役者紹介】
1. 序盤、哲が登場人物をばったばったとぶっ殺していくシーンのこと。アクション経験のない人もがんばって斬られてくれた。あと史上初・一人が20人全員を紹介するという方式で、辻がもっとも緊張していたシーン。ここさえ乗り切ればもうなんだっていいんですよ……くらいに思ってた。
2. 劇中、辻演じる倉沢さんが、映画『ジオグラフィア』に出演する役者さんを哲たちに紹介するシーン。舞台そでにいる時点からみんな「小劇場の役者さん」「地元のうどん屋のみなさん」などの役作りを完璧にやっていた。私が「みなさん準備いいですかー? よろしくお願いしますー」と声をかけ、みんながそれぞれに反応し、辻が大女優・愛梨さんの肩を揉み、マネージャー・小野さんとギャラ交渉をする、までがルーティーン。

【ワンタン】
ワンさんのこと。また、ワンさんがKにやられるシーンのこと。イントネーションは「ワンさん」と同じ。