この、ジュガールとは、状況に応じて様々な意味を持つもので、広い意味では、現状を受け入れて、その中で解決策を見出すようなことを指している。
ジュガール精神とは、ヒンディー語で、（即席で独創的な創意工夫）のことで、平たく言うと、物資や限られたリソースの中で、あれこれと創意工夫を凝らし、目の前の問題を解決することである。
日本人は、結果に至るまでのプロセスを重視するが、インド人は、結果がすべて！
例えば、あるプロジェクトで、急に納期や予算が半分になった時、インド人は、その制約の中で、何とかやり遂げようとする。
最初と同じ１００％の成果は期待できなくとも、何とかそこに近づこうと努力するのだ。
インド人が重視する３つの要素というものがあって、その１は、社会的インパクトがあるか、2.全員参加型か 3.スピード感をもって事に当たっているか、などである。
実は、アメリカにおいて、億万長者の９人に１人がインド人であって、これが、いわゆる
印僑の大富豪と言われるものである。
印僑大富豪は、見知らぬ土地で、人脈もお金もない状態から、一代で数千億円もの資産を築く。
つまり、ゼロから驚異的スピードで、莫大な財産を構築するのが大きな特徴！
このシュガール精神によって、印僑がアメリカに上陸、今では、米国科学者の１２％、医師３８％、NASAの３６％がインド人になっている。