先日の日曜日は
再び、表現力のセミナーにアシスタントとしてお手伝いに行ってきました!





今回は尊敬する水井博子先生、単独のセミナーです。




⬇先週のお手伝いのときの記事⬇ 






2週続けて濃い時間を共有させていただき、私自身、勉強になりました。





今回はジュニアセミナーと指導者セミナー
水井先生のブログよりセミナー詳細を抜粋⬇





ジュニアセミナーには小学1年生~小学6年生までのバレエを習っている子供たちが参加してくれました。
踊っていても無表情、楽しそうじゃないとか、笑顔ができないとか、恥ずかしくて自分を出せないとか、悩みを抱えている子達は本当に多い。
どうすれば作品にあった雰囲気や表情を出せるか。
どうすれば集中できるか。
そして、そういう生徒たちにどう指導すればよいか悩んでいる先生方も多い。

このような悩みを解決すべくエクササイズが続いていきます。





とにかく緊張していて自分の名前を言うのも精一杯。

そんな子供たちが
顔や声、全身を使うエクササイズ、ペアになり二人で協力して進めるワークを通して
自分の感じたことや思ったことを口に出して伝えられるようになっていきます。声も大きくなり、動きも大きくなり、何より表情が豊かになった。


それは、水井先生が子供たちの
本当はこうしたい!こう思ってる!
だけど、恥ずかしくてできない。
そんな恥ずかしさや自分の殻を破るために、
勇気を持てるような声掛けをたくさんしていたこと。そのためのエクササイズの数々。
そして子供たちの
こうしたい!こう思う!っていう前向きな気持ちを上手に引き出していたからだなぁと思います。


その子の可能性や、もともと持っている能力、感受性、良いところ、個性を引き出す、ということ。
そして、本人が気づいてないだけで秘めている新たな一面、素晴らしいところを見つけて引き出してあげる、ということが指導者にとってどれだけ大切なことか。



水井先生は、出てきたものを絶対に否定しない。
万が一、ちょっと意図とは違うことをやったり言っている子がいても、それを否定せずに正しい方へ修正できるよう、上手にヒントを与えている。
その子が考えたり想像したりできるよう、ちゃんと待ってあげたり。
そして思い切り発言したり体で動けるように、サポート、フォローをかかさない。
さすがだと思いました。





子供たちと向き合う水井先生の姿を見て


踊りや表現をつっこむ以前に、
まず、根本として、感じたことがありました。





それは、
その子をちゃんと認めてあげるということ。
自己肯定力を育てる。





ダメ
全然ダメ
できてない
どうしてそんなこともできないの
何でそんなことしちゃうの
何回言われればわかるの


これらは、私が小学3年~高校まで通っていたバレエ教室の先生に言われ続けた言葉です。




どこがダメなのか理由もわからない。
ダメと言われると全部がダメなのかと自己否定に陥る。
毎回注意されると、
注意されないように、
ダメと言われないために踊るようになる。
そしてまたダメと言われるのか怖くて、そんなこと考えて踊るとまた同じところで間違えて。何回言われればわかるの、と怒られる。





そんなことの繰り返しでした。
私はダメなんだと自己肯定力が低かったし、
その反動で認めてもらいたいって気持ちがすごいあった。




プロを目指したり、本気で上手くなりたいって思ったら、
厳しい環境に身を置くことも大切かもしれないし、
その厳しさに耐える精神力とか、へこたれないメンタルを育てることも大事なことだと思う。
誉めて伸ばす、
とにかく厳しく厳しく、
必要なことだけ助言し、後は本人に考えさせる。
とか、色んな指導の仕方があるし、
もちろん子供であれ大人であれ、その人の性格やタイプによって声掛けや、アプローチのし方だって変わってくる。






例えば、いまの体の使い方をしていたら、体に負担がかかり、こういう危険があるから良くないのだよ。とか。
その動き方だと、せっかくの○○ちゃんのきれいな指先が活きてこないから、こうやるともっと素敵だと思うよ。とか。
あるいは、どうすれば良くなると思う?
と、問い掛けて最後まで一緒に考えてあげたりとか。



ちゃんと理由があって、その言葉の中に、
自分のことを思ってくれているからこその注意なんだと愛情が伝わってくれば、納得できるし、安心できる。
何よりそういう先生は絶対的に信頼できる。






そんなことを今週はぐるぐる考えておりました。
踊ることが大好きで、とにかく夢中で。そんな子供時代のことを懐かしく思い返していました。いまもそうか(笑)


教育とか子育てとか、いろんなジャンルの指導でも、このセミナーは可能性があるし、活きてくるなと思いました。


もっと多くの方に知ってもらいたいな。