和光樹林公園のマンサクが咲き始めた。

ここには、17・8本のマンサクの通りがある。

全開すると黄色い通りとなる。

 一本のマンサクの木が開花しだした。

他の木はまだ蕾がしっかりと閉じている。

この木は開花が早いので、シナマンサクだろう。

 

 

 いつ見てもこの花の四枚の花弁の姿は面白い。

夜店等で売っている、懐かしいおもちゃ「ぴろぴろ笛」を、思い出す。

 余談だが、ぴろぴろ笛の正式名称は「吹き戻し」と言って、

淡路島の会社が約80%作っているとのことだ。

 

 

 以前から、蕾の中はどうなっているか気になっていたが、

蕾が弾けて、花弁が少し飛び出した枝があった。

 花弁はきちんと折り込まれ、

開花が進んだ蕾から、花弁が飛び出した状態は「?マーク」だ。

 

 

 マンサクの花は数輪纏まって咲く。

三個纏まって咲いたこのマンサクは蜘蛛みたいだ。

 

 

 名前の謂れは、➀ 先ず咲く(葉より花が先に咲く)(他の花より早く咲く)

          ② 沢山咲くから満作  (蕾が密集して咲くから賑やかである)

 

 

 右下の花は、クレーンゲームのクレーンのようだ。

 

 

 マンサクの枝条は、強靭で緩まないので、ネソと呼ばれ、

薪や筏の結束材として使われてきた。

 白川郷の合掌造りの骨組みにも使用されている。

釘やカスガイでは、強風や雪の重みで、骨組みの木は折れてしまうが、

縛ったネソは乾燥すれば、しっかりと締まってきて、撓みや緩みに対応できる。

 

 

 この花姿も面白く、いろいろと想像してみたくなる。

 

 ユキヤナギ

 ほんの数輪ユキヤナギの花が咲いていた。

3月頃がユキヤナギの盛りと思うが、気の早い花もあるのだな。

 

 

※ 1月29日撮影