吉野山の帰りは、宇陀市の又兵衛桜に寄った。
ここも既に花は終わりだと事前に分かっていたが、ツアーだから仕方がない。
大阪の陣で、豊臣方の知将・豪将と称される後藤又兵衛の屋敷跡の枝垂れ桜。
夏の陣で討死されたと言われているが、ここ宇陀で隠遁し、一生を終えたとの伝説がある。
又兵衛桜
ヤマザクラや黄桜は見頃なのに、肝心の又兵衛桜は散り終わっていた。
桜の種類が異なるので、枝垂れ桜は開花が早いのだろう。
石垣の端に咲いているので見栄えが良く、どこからでも壮大な勇姿を見ることができる。
高さ13m、幹周り3mの巨木で、樹齢300年と言われている。
黄桜
入園口の手前に黄桜が咲いていた。
管理人のおじさんに、「ギョイコウか?」と尋ねると、「黄桜」とのことだ。
多分、「 鬱金(ウコン)」のことだろう。
御衣黄に似るが、緑が少ない。
淡い黄色の花弁の桜。なかなか見ることの少ない珍しいサクラだ。
「カッパパ 」の清酒黄桜のサクラだ。
創業社長が黄桜を愛していたので、「黄桜」の名前を付けたとのことだ。
又兵衛桜の傍に咲いていた桜。
サルスベリの実
サルスベリの並木道があり、作夏の実が沢山残っていた。
ヒメオドリコソウ
ヨーロッパ原産の外来種。
ミツバツツジ
遠景の小山の中腹で良く目立つので、ズームで撮った。