和光樹林公園に春が来た。

 園内のあちこちで、サクラと入れ替り、

野草の花や木の花が、競うように咲きだした。

 

 10日ほど前にフデリンドウを探し、

蕾を見つけた周辺のあちこちで、フデリンドウの開花が始まった。

園内に数ヶ所 フデリンドウの咲く場所があるが、ここは格別に多く、

20平米位の場所のあちこちに群落してリ、注意して歩かねばならない。

 

 

 フデリンドウ

 咲き始めたばかりなので、花が綺麗だ。

開花した花の傍には、数個の蕾が控えており、しばらく楽しめそう。

 

 

 日が当たれば花は開くが、

曇りや雨の日には蕾のように花弁が閉じる。

閉じた状態が、「筆の穂先」に似ていることから「フデリンドウ」。

 

 

 花弁は5裂だが、副片があるので10枚に見える。

 

 

 茎の先が数本枝分かれしており、茎の先に花をつける。

 

 

 ギョイコウ

 花弁の色が、貴族の萌黄色の衣服のようなので、「御衣黄」の名がついた。

 京都の仁和寺が発祥と言われている。

桜の名所「御室堂」の一画にあるそうだが、数年前行った時は、知らなかった。

 

 

 高木で黄緑色の花弁なので気が付かない人も多い。

 

 

 

 

 タンポポ

 タンポポが大群落している。

 

 スイスでは、

緑の大地に、黄色いカーペットを広げたように、

タンポポが大群生して咲き誇る。

春の喜びの花である。

 国の花はエーデルワイスだが、

国民の花はタンポポとも言われている。

 

 

 キランソウ

 蘭でもないし、黄色でもない。

名前の由来はすっきりしない。

 別名、ジゴクノカマノフタ。

根性葉が地面に張り付くように広がることから、

「地獄の釜に蓋をした」と見立てた。

 

 

 ムラサキサギコケ

 「紫色の鷺の頭」に見立て、 紫鷺(ムラサキサギ)。

地面に張り付き沢山の花を咲かせるので、苔ではないが「苔」。

 

 

 ハナミズキ

 ハナミズキの季節が来た。

市内のあちこちに、赤・白のハナミズキが咲き始めた。

このハナミズキの色は、黄色い花弁だ。

 

 

 シモクレン

 花弁が大きく、綺麗な紫色だ。

 

 

 ドウダンツツジ

 光を浴び、今が盛りのドウダンツツジ。

花と紅葉の両方が楽しめる。

枝の広がりも面白い。

 

 

 ヤマブキ

 

 

 

 八重桜

 ランプシェードにしたくなるような色あい。

 

 

 サクラ

 今年、初めて青空の桜の花を撮った。

 

 

 ウワミズザクラ

 花弁より突き出た30本ほどの雄しべが、

ビンの洗浄に使えそうな花姿。

 亀甲あるいは鹿の肩甲骨を使った占いの時、

溝を掘って燃やした木の板だったことから名がついたようだ。

 

 

 お隣の大泉公園にも足を延ばすと、

数本のヒメリンゴが綺麗に咲いていた。

 

 ヒメリンゴ

 遠目には、一瞬、サクラと見間違う、きれいな花姿。

 

 

 近づいてみると、サクラとはかなり異なる。

 

 

 古くから、鉢植えや庭木として親しまれている。

 

 

 

 

 

 ベニバナトキワマンサク

 近年、新築のマンションの庭木や施設の生垣に、多く使われている。

このベニバナトキワマンサクも、テニスコートとの境の壁に植えられている。