6月の中旬、熱海はジャカランダとブーゲンビリアで華やかな街となる。
糸川遊歩道の約180mの両側は、色鮮やかなブーゲンビリアが川に垂れ下がり、
40本余りのブーゲンビリアが最適な見ごろを迎え、華やかな雰囲気がいっぱいだ。
同行したご婦人方も、「キレイ」「キレイ」の連発。
◎ ブーゲンビリア
ブーゲンビリアは色合いが鮮烈で、南国の雰囲気溢れる花であるが、
夏でも暑さを感じさせない花であるのは、花弁に見える原色の苞が軽やかであるからだろうか。
英語で paper flower と呼ばれるのは、感覚的にぴったしだ。
ここでは、糸川にカラフルで華やかなつるが垂れ下がり、
見事な景観を作り出している。
河畔に降りることができる場所もあり、
他所では体験できない、下から見上げるブーゲンビリアを見ることができる。
ブーゲンビリアは、1786年にフランスの探検家がブラジルで発見し持ち帰ったことに由来する。
意外と歴史的には短い期間に世界に普及していった。
花言葉は、「情熱」「あなたは魅力に満ちている」「熱心」
そして、極め付きは「あなたしか見えない」
人の気持ちを揺さぶる「魂の花」と呼ばれているのは、
花色は原色だが、苞の感じがビビットで、暑苦しさを感じさせないからだろう。
モニュメントの窪みに垂れ込んで雨で出来た模様と、
垂れさがるブーゲンビリアの取り合わせが面白い。
ブーゲンビリアは蔓性の植物なので、大きな枝をフェンスなどに誘引して、
ブーゲンビリアの生垣などを作ることができる。
昨晩宿泊したホテルの近所に、
ブーゲンビリアでマッピングされた、とても素敵なのお宅があった。
◎ ジャカランダ
ジャカランダの花はそろそろ終わりを迎えていた。
熱海には100本余りのジャカランダの木があるが、咲いていたのは1/3くらいだろうか。
残っている花も開花から時間がたっているようで、一部茶色になっていた。
逆光で撮ってみた。 淡い紫色が綺麗だ。
和名「紫雲木」
南アフリカの首都プレトリアには、約7万本のジャカランダがあり、
一斉に花が咲き、街中が紫色になるという。
日本では葉が先行して花が咲くが、プレトリアでは花が先行して咲く。
見に行きたいがコロナ時代の現状では無理が多いだろう。
◎ アメリカディゴ
◎ キング・プロテア
まだ蕾だが、開花した花は荘厳な花とのことだ。
ギリシャ神話のプロテウスに由来して名前がついた。
南アフリカの国花。
※ 6月20日訪問