和光樹林公園には、絶滅危惧種のヒロハアマナの群落地がある。
今年は少し待たされたが、やっと開花が始まった。
◎ ヒロハアマナ
3月に入り暖かな日に探しに行くが、なかなか顔をだしてくれなかった。
ヒロハアマナは、咲き始めかなと思い油断をしていると、突然跡形もなく消えてしまう。
スプリングエフェメラルの面目躍如ぶりである。
以前はもっと大きな群生を構成していたが、近年は大きな群生を見かけない。
写真を撮りに行くタイミングが悪いのだと思うのだが、ちょっとばかり気にかかる。
保護地区からはみ出した株も今年は少ない。
この花は、茎が見えない。
地面から直接花が咲いている。
◎コブシ
モクレンを追っかけるようにコブシの花も咲きだした。
この日は風が強く花弁が揺れて、風になびく花となったのも面白い。
◎ サンシュユ
サンシュユも今が見頃だ。
写真を撮っていると、高齢者の方が近づいてきて、
「ハルコガネバナがここにあったのだと」喜んでいた。
小さな黄金色の花が樹全体を覆いつくしているので 「ハルコガネバナ」の別名がある。
◎ カンザクラ
カンザクラはそろそろピークだろうか。
樹林公園で早く咲く桜で、花の少ない時期を楽しませてくれる。
桜の花は、枝先に花柄を出し、適度の大きさの花を沢山咲かせてくれるので、
花のついた枝もきれいだし、樹全体も花のボリュウムがあり、見応えのある景観を作り出し、
人々の心を浮き立たせてくれる。