【 三日目】 (2月27日)
今日は、高校生時代から憧れていた、登ることはできなくとも、
一度は見たかったヒマラヤ山脈を見る日だ。
朝5:40にホテルを出て空港に向かう。
6:30 に飛び立つ予定だ。
◎ エヴェレスト遊覧飛行
いよいよ乗機 雲海の向こうに雪山
30席程の飛行機の窓際のみ利用。 雲海の向こうにヒマラヤ山脈が見えだし、期待が高まる。
襞の深いヒマラヤ山脈
眼下にはヒマラヤの山々が視界いっぱいに広がる。
何処までもヒマラヤだ。 感情が少し高ぶってくる。
エヴェレスト (8848m)
エヴェレストが見えてくる。
コックピットに呼ばれ、構図よりも枚数とシャッターを押しまくる。
エヴェレストは、8848mといわれているがいまだに成長しており、
ガイドは8850mといっている。
私の持っている、1956年発刊の「マナスル写真集」では、8840mとなっている。
ちなみに、マナスルも今は8175mだが、
日本のマナスル登山隊がマナスル初登頂した時は8125mとなっている。
測量方法の精度アップもあるだろうが、ヒマラヤの山々は今でも成長している。
(逆に低くなっている山もあるかもしれない)
遊覧記念
機長のサイン入りの記念写真を頂戴した。
◎ チャンドラギリ展望台
標高2550mの展望台。
ロープウエイで一気にのぼると、条件が良ければ、、
西から東に、アンナプルナ連峰、マナスル、ガネッシュ・ヒマール、ランタン、エレベスト迄見ることができる
マナスル (8163m)
雲に隠れていたマナスルが見えだした。
1956年、未踏峰だったマナスルを、日本の登山隊が初登頂に成功した。
高校一年生だった私は山岳部に入ったばかりで、忘れられない出来事だった。
お小遣いを奮発して、1000円もの高価な写真集を購入した。
当時は、カラー写真も貴重だったし、印刷技術も低くかったが、大切な本である。
写真集とほぼ同じ山姿のマナスルを見ることができた。
ガネッシュ・ヒマール (7136m)
ランタン (7246m)
シヴァ寺院
展望台に葉は、 ピンクの花は、桃か桜か分からない。
シヴァ寺院と展望レストランがある、
展望レストランで昼食をとる。
◎ スワヤンブナート
参道の400段くらいの階段を上ると、丘の上に白い大きなストゥーパの正面に出る。
ここから、カトマンズ盆地が一望できる。
ストゥーパ
ネパール最古の仏教寺院。
高さ約35mの大きなストゥーパ(仏塔)
仏陀の眼
仏陀の英知の眼が森羅万象を見通している。
この角度からは、四つの眼が見える。
タルチョ (祈願旗)
ストゥーパの天辺の宝珠から沢山の5色の旗があちこちに広げている。
日ほんの運動会の万国旗のようだ。
タルチョには経典や絵が描かれている。
5色には次のことを意味いる。
白 赤 緑 黄 青
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
空 火 風 地 水
巨大なドルジェ (金剛杵)
ドルジェとは、無明を打ち砕く雷のことで、密教の法具
お土産屋さん
参道や境内には、法具関係のお土産屋さんが沢山ある。
なぜか、仮面が多いのが気にかかる。
◎ ダルバール広場
カトマンズ市内のダルバール広場を散策する。
地震による宮殿や寺院の被害の復興が遅れており、方々の建物が武のつっかえ棒や修復中である。
カーラ・バイラヴ
シヴァ神の化身のひとつで、恐怖の神カーラ・バイラヴ。
刀を振り上げ、生首をぶら下げる、恐ろし気であるが顔は可愛い。
カーラ・バイラヴの前で嘘をつくと死んでしまうと恐れられている。
信者の手により化粧されている。
お土産屋さん。
クマリの館
駒ライオンに守られた入口を入る。
館も地震の補強されている。
クマリはお昼寝中とのことで、顔を出したくれなかった。
◎ カトマンズ市内
このように、柱や裸の鉄筋だけの建築中と思われるような建物が多い。
一階はお店などが開業したり、住居となっている。
資金ができたら、また建築を進めるのだろうか。
ネパールの建物はレンガ造りと木造が多い。
この中て物は、建築のステップが良くわかる。
鉄筋の柱と梁を造ったら、その間隔にレンガをはめ込んで壁にしているようだ。