‟  袖ひちて むすびし水のこほれるを 春立つけふの 風やとくらむ ”   紀貫之

 

 毎年、立春になると思い出す歌です。

 

 「袖ひちて」(夏)  「こほれる」(冬)  「春たつけふの」(春)

31文字の中に、夏・冬・春 と三つもの季節を織り込む歌の名手らしい和歌です。

 

 「袖を濡らして  手で水をすくったあの小川は凍っていたのを、

          立春の今日の暖かい風が溶かしてくれているだろうか」 

との訳が一般的です。

 

 「袖を濡らして  両手で清水をすくって 貴女に飲ませてあげた川は凍ってしまった(貴女は私に冷たくなった)が、

      立春の今日の暖かい風が 溶かしてくれているだろうか(貴女の冷たい心を溶かしてくれるだろうか)」

という、平安貴族らしい解釈をしたい歌です。

 

 川津桜

 

 和光市内にも川津桜があちこち見かけるようになった。

今年は、開花が早く 1月末ごろから咲き始めた。

ここの川津桜は早くも、四・五分咲き位になっている。

 

 

 


 

 

 福寿草

 

 団地の花壇の福寿草も、暖かい春の日差しを浴びて目いっぱい花弁を開いている。

福寿草は晴れた天気によく似会い花だ。

 

 

 

 

 白梅

 

 わが棟の玄関前の白梅も開花が始まり、三分咲き位いかな。

 

 

 

 

 

 紅梅

 

 団地の他の棟の前の紅梅は満開になり、逆光を浴びて綺麗だ。