和光樹林公園のあちこちに、ツルボの群生が始まった。
5日に開花を確認し、昨日、写真をっとりに行ってみるともうかなり開花が進んでいた。
◎ ツルボ
20㎝位の茎を伸ばし花穂状の花が下から咲き上がっていく。
蔓状でもないのに“ツル穂”と名がついている謂れは分からない。
6枚の花弁は、チリチリに炸裂したように開き、蕊もしっかり突き出ている。
江戸時代では、救荒植物(飢饉のときなどに食べる山野草)として使われてきた。
別名、サンダイガサともいいう。 咲き始めた時の花姿が、
貴婦人が内裏に参内する時、お供が後ろから差し掛けた“参内傘”に見立てたから。
ほとんどの花は真っすぐ立ち上がっているのに、一本だけ横を向いた花があった。
へそ曲がりの花も時には現れるのだな。
蜜が甘いのか、ほとんどの花に虫がついている。
虫のいない花を探して花を取っていたら、蝶々が飛んできた。
◎ センニンソウ
センニンソウの大群生が雪が積もったように、木や藪に多い被っている。
白い萼片は十文字に開く。
長く突き出た花芯が特徴的。
センニンソウの果実
白い毛が、房になって突き出ており、いかにも仙人の髭の様で面白い。
センニンソウの名前に納得する。
キツネノカミソリ
8月中旬頃咲くのだが、暑さのためか開花が遅れたようだ。三株ほど咲いていた。
花言葉は“妖艶”
葉がカミソリのように細いからだが、何故、狐の名がつくのか分からない。
ヤブラン
大きな株のヤブランの花が、立ち入り禁止地の奥に見える。
茂みに隠れて写真が撮りにくい。
ズームをいっぱいにアップして撮った。
クサギの実
クサギの花も終わり、果実の育成の準備に入ったようだ。
赤いカプセルの中で、熟成が始まり、瑠璃色の宝石のような球になる。
でも、完成品になるのは少ない。
晩秋にどのくらいの数の宝石を見ることができるのか楽しみだ。
ワレモコウ
樹林公園で初めてワレモコウを見つけた。
今日は、ワレモコウ記念日と決めた。
イヌタデ
赤まんま。花数が少ないので、お椀いっぱいにならないかも。
キンミズヒキ
2018年9月9日撮影