和光樹林公園のあちこちに、ツルボの群生が始まった。

5日に開花を確認し、昨日、写真をっとりに行ってみるともうかなり開花が進んでいた。

 

◎ ツルボ

 20㎝位の茎を伸ばし花穂状の花が下から咲き上がっていく。

蔓状でもないのに“ツル穂”と名がついている謂れは分からない。

6枚の花弁は、チリチリに炸裂したように開き、蕊もしっかり突き出ている。

江戸時代では、救荒植物(飢饉のときなどに食べる山野草)として使われてきた。

 

 別名、サンダイガサともいいう。 咲き始めた時の花姿が、

貴婦人が内裏に参内する時、お供が後ろから差し掛けた“参内傘”に見立てたから。

 

 ほとんどの花は真っすぐ立ち上がっているのに、一本だけ横を向いた花があった。

へそ曲がりの花も時には現れるのだな。

 

 蜜が甘いのか、ほとんどの花に虫がついている。

虫のいない花を探して花を取っていたら、蝶々が飛んできた。

 

 

◎ センニンソウ

 センニンソウの大群生が雪が積もったように、木や藪に多い被っている。

 

 白い萼片は十文字に開く。

 

 長く突き出た花芯が特徴的。

 

 センニンソウの果実

 17年11月18日城峯公園にて撮影

 白い毛が、房になって突き出ており、いかにも仙人の髭の様で面白い。

センニンソウの名前に納得する。

 

 キツネノカミソリ

 8月中旬頃咲くのだが、暑さのためか開花が遅れたようだ。三株ほど咲いていた。

花言葉は“妖艶”  

葉がカミソリのように細いからだが、何故、狐の名がつくのか分からない。

 

 ヤブラン

 大きな株のヤブランの花が、立ち入り禁止地の奥に見える。

茂みに隠れて写真が撮りにくい。

ズームをいっぱいにアップして撮った。

 

 クサギの実

 クサギの花も終わり、果実の育成の準備に入ったようだ。

赤いカプセルの中で、熟成が始まり、瑠璃色の宝石のような球になる。

でも、完成品になるのは少ない。

晩秋にどのくらいの数の宝石を見ることができるのか楽しみだ。

 

 ワレモコウ

 樹林公園で初めてワレモコウを見つけた。

今日は、ワレモコウ記念日と決めた。

 

 イヌタデ

 赤まんま。花数が少ないので、お椀いっぱいにならないかも。

 

 キンミズヒキ

 

                           2018年9月9日撮影