伊豆滑川渓谷沿いを、天城山系で最大の杉 太郎杉を目指して歩く。
道の駅「天城越え」から、井上靖旧邸前の遊歩道に入る。
新緑のモミジに、今が盛りのミツバツツジが良く映える。
ミツバツツジ
山神社
山神社後ろの大石を抱き込んだヒメシャラの木
ギンリョウソウ
社の前の腐葉土化した落ち葉のなかにギンリョウソウが数本開花していた。
ギンリョウソウは図鑑で見ていたが初めて見ることができた。
代表的な腐生植物で、地下で菌類に寄生して養分を取り、
花を咲かせる時だけ地上に姿をあらわす。
光合成をしない植物なので緑色の色素を持っておらず、全が透けた白色に見える。
花を竜に見立て、銀竜草と名がついた。
にょろにょろとしているので、ユウレイタケとの別名もある。
不思議な花だ。
間伐材
広場にヒノキと杉の間伐材を集積していた。
どちらが杉かわかるかな? (答えは最後)
わさび田
伊豆のわさび田は畳石式といわれる。
大きな石を下に敷き敷き、その上に小さな石を何層か敷き、
常に新鮮な水で育てられている。
わさびは年中栽培され収穫される。
ワサビの花
太郎杉
推定樹齢400~500年、樹高49m、幹回り9.6m。天城山系随一の杉の巨木。
大きな木を見上げると、その存在感に癒される気持ちになる。
足元に野生のミツマタが数本あり、ミツマタの開花の頃はまた異なった雰囲気だろう。
火砕流の痕跡かな
カンアオイ
カンアオイが落葉の中で、大きなハート形の葉の陰に隠れるように、ひっそりと開花していた。
土と同じような色で、柿のヘタのような形の筒状の面白い形をした花。
ランヨウアオイと似ており区別は難しい。
マメヅタ
マメヅタが岩に絡みつくように広がっていた。着生植物。
肉厚で豆のような葉から名前がついた。
シャクナゲ (下の白い花はツツジかな)
※ 間伐材:中心部が赤くなっているのが杉の樹