秩父小鹿野の”節分草園”

 

 斜面一面がうっすらと小雪の積雪のようにセツブンソウで埋まっていた。

日本原産の植物で、節分の頃咲くからセツブンソウと言われるが実際はもっと遅く咲く。

地上に姿を見せるのは3ヶ月位の間で後は球根状態で過ごす。

可憐ではかないから森の妖精と言われている。

 

 10㎝位の茎の先端に、白い萼が開く。

中央部には沢山の青紫の雄しべや薄紅の雌しべ、

その周りに黄色い突起物等多彩である。

萼は通常5枚だが、7~10枚くらいのもある。

 

 花の周りには沢山の苞葉で囲っているのも野草らしく面白い。

 

 

 ザゼンソウ

 節分草園のセツブンソウに混ざって、ザゼンソウが数輪顔をだしていた。ラッキー
ザゼンソウは、開花する前に花序が約25℃位まで発熱し周囲の氷雪を溶かし顔を出す。
開花の時悪臭を出すのでスカンクキャベツとも言われている。

 

 あずまや山ハイキング

 春の到来を感じるな20度を越す暖かい中、

奥秩父両神山そばの四阿屋山の軽いハイキングいった。

 奥秩父は山深く山すそを歩くと時間がかかるので、昔の道は尾根道が多い。

このコースは昔の人の名残を感じ面白い。

尾根道の途中に神様を奉っている。

 藤の幹

 

 よくもこんなに大胆に自由に生育しているのに驚く。

 

 さざれ石

 小石の集まりが永い年月をかけ、炭酸カルシウム等が接着剤となり隙間を埋め、

一つの大きな塊となった石のことをさざれ石という。

国歌の”さざれ石の”は文字通り”小さな石”だが”巌となりて”で”さざれ石”になる。

 

 紅梅と白梅と青空のトリコロールが素晴らしい

 

 コース途中のロウバイ園では満開状況で、サンシュユが開花を始めていた。

フクジュソウ園では暖かい日差しを浴びて全開している。

(フクジュソウは後日掲載します)

 

 武甲山

 採掘の進んだ武甲山が良く見える。

武甲山は1336mだったが、現在は1304m。

武甲山は掘りつくされるのではと心配する向きもあるが、

石灰岩は山頂から北側しかないのでこれよりは低くならない。

 

 薬師堂

 ゴールは日本三大薬師堂の一つ、平安時代創建の法養寺薬師堂。

芽の病気に霊験あらたかく広く庶民の信仰を集めた。

”お願書かえし”の沢山の千羽鶴がさがっている。